
今日のフレーズ
Don’t puke up.
(吐かないでよ。)
やり取りイメージ
------ In the pub ------
------(パブにて)------
A : I’m not feeling very well.
(ちょっと気持ち悪い。)
B : You do look a bit white. Hope you’re not gonna puke up.
(顔真っ青だよ。吐かなければいいけど。)
A : I’ll try not to but I might need to borrow your handbag.
(吐かないようにするよ。でももしかしたらあなたのハンドバック借りるかも。)
〜 Tea Break 〜
イギリスには酒場である「Pub」(パブ)が街中にあります。
在宅勤務になる前は、同僚と仕事帰りにふらっと立ち寄ることがよくありました。
パブの看板のデザインは地味ですが、色合いはカラフルなものが多く、ほんのりと明るくライトアップされていて何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
パブの名前は同じようなものが多いです。
(※記事の冒頭の写真は、「Sherlock Holmes」(シャーロック・ホームズ)という名のロンドンに実在するパブです。)
ちょっと、気になって、何て名前のパブが英国で一番多いのか調べてみたところ、とあるウェブサイトに載っていました。
1位(543軒) Red Lion(赤いライオン)(イングランド王エドワード3世の3男ジョン・オブ・ゴーントの紋章。)
2位(489軒) Crown(王冠、栄冠)
3位(424軒) Royal Oak(イングランド内戦(清教徒革命)中の1651年、当時のイングランド・スコットランド皇太子チャールズが敗れて逃亡する際に隠れたイングリッシュオークの木に与えられた名前。)
4位(310軒) White Hart(白い雄鹿)
5位(291軒) Plough(耕作用のスキ、田畑)
順位の出典: https://www.pubsgalore.co.uk/stats/pubs/pub-names/
確かに言われてみれば、「Red Lion」ってよく見かけます。
そして、その名前の由来が王家の紋章だったと、今回意味を調べていて初めて知りました。
パブの名前はそれぞれに由来があるようなので、興味を持った方は調べてみると面白いかもしれません。

今日のフレーズのポイント
今日のフレーズは、スラングです。
普通の言い回しだと、「Don't throw up.」になりますが、イギリス人は親しい間柄の友人に対してこのフレーズをよく使います。
会社の目上の人に対しては使わないので、ご注意を!
「puke」【自動・他動詞】: (食べたものを)吐く、戻す。
【発音】: pjúːk | ピューク
さいご、2つ、今日のやりとりイメージの補足をします。
まず、Bさんが「Hope you’re not gonna puke up.」と言っている点です。
「gonna」は「going to」の短縮形ですが、ここでは「going to」を使いません。
「puke up」がスラングなので「going to」の口語体の「gonna」になるのが自然だからです。
2つ目の補足は、最後のAさんの切り返しです。
I’ll try not to but I might need to borrow your handbag.
(吐かないようにするよ。でももしかしたらあなたのハンドバック借りるかも。)
と言っていますが、もちろんこれは冗談です。
仲が良い友人だから言えるジョークで、友人のハンドバックに吐くなんてことはしません笑。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
Don’t puke up.
(吐かないでよ。)
でした。
あまりこのブログでは、スラングを扱ってきませんでしたが、今後は少しずつ取り上げていきたいと思います。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!
追伸:「吐きそうだ。」は以前の記事でも取り上げていますので、ぜひ確認してみてください!
