今日のフレーズ
It’s bound to be nicked.
(絶対盗まれるよ。)
(きっとパクられるよ。)
やり取りイメージ
------ Bike ------
------(自転車)------
A : Don’t leave your bike there. It’s bound to be nicked.
(バイクそこに置いておかないでね。絶対盗まれちゃうから。)
B : But I’ve got a lock.
(でも、鍵あるよ。)
A : Well you’d better use it then.
(じゃあ、鍵かけといた方がいいよ。)
〜 Tea Break 〜
この前、友人の自転車が盗まれました。
鍵をかけて、家の裏庭に置いておいたのですが、気づいたら無くなっていたとのこと。
公道と家の裏庭は、扉で仕切られているので、なおさら信じられなかったようです。
さて、今日のフレーズのポイントは「nick」です。
この「nick」、イギリス英語のスラングです。
「nick」【動詞】: 〜を盗む(スラング)、(~に)刻み目[切り目]を付ける、(皮膚をわずかに)傷つける
【発音】: ník | ニク
「〜を盗む」のスラングなので、日本語にすると「盗(と)られる」、「パクられる」っていうカジュアルな言葉が自然なのでしょう。
「It's bound to 〜」が「必ず〜になる」なので、「It's bound to be nicked.」で「絶対盗まれるよ。」という意味になります。
「nick」の意味を英英辞典でも調べてみましょう。
to steal something
(例文)
I've had my bike nicked again.
(また自転車盗まれたよ。)
All right, who's nicked my ruler?
(それじゃあ、私の定規盗んだの誰?)参照: Cambridge Dictionary
「nick」=「steal」なんですね。
ちなみに、欧米人の男性に「Nick」(ニック)と呼ばれるファーストネームがありますが、今日の英単語「nick」とは無関係です。
この欧米人の男性の「Nick」は「Nicholas」(ニコラス)という正式な名前を短くしたニックネームです。
この「Nicholas」にはギリシャ語で「人民の勝利」という意味があるので、「盗む」とは全く違う意味になるんですね。
ちなみに、「盗まれちゃうよ。」って言いたいときには、「Someone will nick(steal) it.」と言えばいいでしょう。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
It’s bound to be nicked.
(絶対盗まれるよ。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!