今日のフレーズ
I’m literally dying.
(マジで死にそう。)
やり取りイメージ
------ Young people ------
------(若者の会話)------
A : Hurry up. We’re gonna miss the bus.
(急いで、バス乗れなくなっちゃうよ。)
B : I can’t run any faster. I’m literally dying.
(これ以上早く走れないよ。もうマジで死にそう笑。)
A : Ok see you in the next life.
(オッケー、じゃあ次のライフで会おう笑。)
〜 Tea Break 〜
「literally」って日本の学校教育ではほとんど出てこないですが、イギリス人の会話では登場することが多いです。
「literally」の意味は、「文字通り」、「そっくりそのまま」が一番よく知られていますよね。
でも、イギリスの若者は「本当に」、「マジで」、「ガチで」、「リアルに」という意味で使うことがあります。
※若者言葉なので、ビジネスパーソンや年配の方はあまり好んで使いませんが、実際に使われている表現なので、意味を知っておいた方がいいです。たしかに日本語でも「マジで」、「ガチで」がビジネスシーンや年配の方が使うことってあまりないですよね。
I’m literally dying.
(もうマジで死にそう。)
この「literally」は「actually」と同じ意味で、「literally」の後にくる言葉を強調しています。
そして、この「literally」は、ありえないことを強調していることが多いです。
例えば今日のフレーズだと、走って死ぬわけがないのに、「マジで死にそう」って大袈裟に言っていますよね。
他にも、たとえば、暑い日に
「I'm literally melting.」
(マジで溶けそう。)
って言ったりしますが、実際に「溶けること」ってないですよね(笑)。
また、めちゃくちゃ喉が渇いたときに
「I'm literally dying of thirst.」
(死ぬほど喉渇いた。)
って言ったりもします。
さいごに、今日のやりとりイメージについての補足です。
今日のやりとりイメージは、
two persons running together to catch a bus
(二人の若者(AさんとBさん)がバスに乗り遅れないように走っていて)
one of them is really unfit
(そのうちの一人(Bさん)が運動不足で不健康)
という前提のストーリーです。
------ Young people ------
------(若者の会話)------A : Hurry up. We’re gonna miss the bus.
(急いで、バス乗れなくなっちゃうよ。)B : I can’t run any faster. I’m literally dying.
(これ以上早く走れないよ。もうマジで死にそう笑。)A : Ok see you in the next life.
(オッケー、じゃあ次のライフで会おう笑。)
運動不足で不健康なBさんが必死に走ったのにバスに間に合わなくて今日のフレーズ「I'm literally dying.」(もうマジで死にそう)と言っています。
一方で、バスに間に合ったAさんが、バスの中から、「See you in the next life!」と手を振りながら返答しているというシーンです。
このAさんの返答「See you in the next life!」は、イギリス特有のドライユーモア(にこりともせずに言う、皮肉っぽいユーモア)で、2つの意味が込められています。
1つ目は、バスに乗れなかったBさんに向けての通常の挨拶「じゃあね」の意味の「See you.」。
2つ目は、Bさんのセリフ「I'm literally dying.」(マジで死にそうだ)に対して、「See you in the next life!」と「生まれ変わった次の世界・ライフで会おう」と、ちょっとした皮肉っぽいユーモアを含めてるんです。
さいごにイギリス人のユーモアについて熱く書きましたが、少しでもこのイギリス人のドライユーモアの感覚が伝わっていれば嬉しいです。
今度、全力で走った後とかにゼーゼー言いながら、ちょっと大袈裟に疲れたと言いたいとき、今日のフレーズを思い出してみてくださいね。
では、また明日のフレーズでお会いしましょう!
動画で学ぶ
「literally」の使い方についてイギリス人が紹介していますので、ぜひご覧ください!