日常会話

【892】「彼女はなんとか家計をやりくりしている。 She is struggling to make ends meet.」

投稿日:2021年11月10日 更新日:

  

今日のフレーズ

She is struggling to make ends meet.
(彼女はなんとか家計をやりくりしている。)

  

     

やり取りイメージ

------ To make ends meet ------
------(やりくり)------

A : She’s been unemployed for more than a year now.
(彼女、職を失ってから1年以上になるね。)

B : Yes with the cost of everything going up, she must find it hard. 
(そうだね、全ての費用が上がっていることを考えると、彼女大変だろうね。)

A : Yeah I know she is struggling to make ends meet.
(そうね、彼女は必死にやりくりしていると思う。)

  

  

〜 Tea Break 〜

最近ラジオを聞いていたら、イギリスの高齢者について話題になっていました。

    

60歳以上になると、なかなか仕事に就けないので、生活苦の方が出てくるそうです。

     

友人の知人(60歳以上)も1年間ほど仕事がありませんでしたが、最近ようやく働き口が見つかって喜んでいました。

    

イギリスの年金は67歳から支給されるので、それまでは働いて生計を立てていく人が多いんですね。

     

今日のフレーズのポイント

     

「make ends meet」: 収入の範囲でやりくりしていく、生計を維持する、家計をやりくりする、家計の収支を合わせる

     

「make ends meet」を英英辞典でも調べてみましょう。

    

to have just enough money to pay for the things that you need:

    

I've taken a second job in the evenings just to make ends meet.
(家計の収支を合わせるために、夕方に2つ目の仕事をする。)

     

参照: Cambridge Dictionary

      

イギリス人にも「make ends meet」の意味を聞いてみたところ、

=Earn enough money to live at the basic level

=You almost don’t have enough money

=You're struggling financially

と教えてくれました。

     

まさに「収入と支出がほぼ同じくらいで、最低限の生活をするために家計をやりくりしている状況」を指すんですね。

    

そもそもなぜ、「make ends meet」で、「収入の範囲でやりくりする、家計をやりくりする」になるのでしょうか?

    

その由来を調べてみたところ、もともとの表現は「We can’t make both ends meat.」だったとのこと。

    

つまり、「(ソーセージなどの)両端に「meat」(肉)を詰めることができない」という意味です。

     

昔、不況で収支が苦しくなったとき、ソーセージの両端に「meat」を入れることができなくなり、別の混ぜ物を両端につめていたのだそうです。

    

そして、いつの間にか「meat」が「meet」になり、「make (both) ends meet」というイディオムになったのです。

      

※「both」は省略してもしなくてもOKです。イギリス人の友人は省略します。

      

ということで、あらためて今日のフレーズは、

She is struggling to make ends meet.
(彼女はなんとか家計をやりくりしている。)

でした。

    

収入の範囲で家計を懸命にやりくりしている言いたいとき、今日のフレーズを思い出してください。

      

では、また明日のフレーズでお会いしましょう!

      

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