日常会話

【975】「彼はずっと夢中になっている。 He's been all over it.」

投稿日:2022年2月1日 更新日:

  

今日のフレーズ

He's been all over it.
(彼はずっと夢中になっている。)
(彼はずっとハマっている。)
(彼はずっと熱中している。)

  

     

やり取りイメージ

------ Jigsaw puzzle ------
------(ジグソーパズル)------

A : Ever since he got the jigsaw puzzle for Christmas, he’s been all over it.
(クリスマスにジグソーパズルをもらって以来、彼ずっと夢中になっているね。)

B : I know, it’s like he’s addicted. He doesn’t do anything else.
(だね、中毒になったみたい。他のこと全然しないんだもの。)

  

  

〜 Tea Break 〜

時間を忘れて何かに没頭することってありませんか?

  

たとえば、子供の頃、好きなスポーツやゲーム、遊びなどにハマった経験があるのではないかと思います。

  

そんな何かに熱中している状態をあらわすとき使えるのが今日のフレーズです。

  

「He's been all over it.」
(彼はずっと夢中になっている)
(彼はずっとハマっている。)
(彼はずっと熱中している。)

 

※「He's been....」=「He has been....」

 

「to be all over it」: とても関心がある。ハマっている。集中している。

 

英英辞典で「to be all over it」を調べてみましょう。

 

(1)

to be very involved or interested in something:

 

Anything to do with Buddhism and I'm all over it.
(仏教に関わることは全てとても興味がある。)

If this drug was a magical cure, the drug companies would be all over it.
(もしこの薬に魔法のような効果があれば、製薬会社は夢中になるだろう。)

 

(2) 

to be dealing with something with a lot of effort, energy, or success:

 

"I hit a serve, he was all over it." said Roddick.
(「私がサーブを打つと、彼はなんでも対応したんだ。」とロディックは言った。)

If there's any kind of error whatsoever, people are going to be all over it.
(どんなエラーが出ようとも、しっかり対応します。)

 

参照: Cambridge Dictionary

 

イギリス人にも「He's been all over it.」を別の表現でなんて言うか聞いたところ、

=He has been very interested in it.

=He’s been spending a lot of his time doing jigsaw puzzle

=concentrating on that thing

と言っていました。

 

「何かにとても興味ある、たくさんの時間を使っている、何かに集中している状態」という意味合いなんですね。

 

 

さて、「ハマっている」と聞くと、「to be into it」と「to be all over it」の違いは何か?という疑問が湧いてくると思います。

 

違いをイギリス人に聞いてみたところ、

「to be into it」=「to be interested in」

「to be all over it」=「to be very interested in/working on it/focus on it」

とのこと。

 

つまり、「to be all over it」の方が「to be into it」よりもその物事に対する興味関心・ハマり度合いが強いんですね。

 

なお、今日のフレーズでは、ずっと何かに夢中になっているという意味合いを強めるために現在完了形を使っていますが、現在が夢中になっている状態と言いたいときは現在形で「He is all over it.」と表現することができます。

 

また、自分「I」を主語にして使うこともできます。

 

たとえば、こんな感じです。

 

A: How’s your presentation progressing?
(プレゼン資料の準備はどう?)

B: I’m all over it.
(今集中してやっているよ。)

 

「I」を主語にしたフレーズを今日のフレーズとしてご紹介しようかとしましたが、イギリス人から「to be all over it」は「You don’t say so much about yourself.」(自分についてあまり使わない。)と指摘があり、「He's been all over it.」と自分以外の「彼」を主語にしたフレーズとしました。

 

今日のフレーズは、親しい間柄の家族・友人に主に使われるカジュアルな言い回しであり、イギリス人曰く「Good phrase」ですので、頭の片隅に置いておいてくださいね!

 

ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!

 

追伸:欧米では、ジグソーパズルは子供の知的能力(記憶力、空間認識力、課題解決力など)の発達に効果的だと認識されています。

 

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