決まり文句

【988】「考えただけでもぞっとする。 It doesn't bear thinking about.」

投稿日:2022年2月14日 更新日:

  

今日のフレーズ

It doesn't bear thinking about.
(考えただけでもぞっとする。)
(考えるだけで怖くなる。)
(そうなって欲しくない。)

  

     

やり取りイメージ

------ Where to work ------
------(働く場所)------

A : Some companies are asking their staff to start working from the office full time again.
(いくつかの会社はオフィスに出勤するように従業員に伝えているようだね。)

B : I know, I really hope my company doesn’t do that. 
(聞いたよ、うちの会社が同じような決定をしなければいいけど。)

A : I agree, it doesn’t bear thinking about. I’ll leave my job if they ask me.
(そうだよね、考えただけでもぞっとするね。もしオフィスで働けって言われたら、会社やめるかも。)

  

  

〜 Tea Break 〜

ロンドンにおいては、「Back office」(事務・管理部門)の従業員は基本的にはリモートワークをしていましたが、だんだんとオフィスに出勤する会社も増えてきました。

  

友人の会社も完全リモート勤務から週に一回はオフィスに通勤することに変わり、少しずつWith Coronaの世界に移行してきている雰囲気を感じます。

  

さて、今日のフレーズは、決まり文句です。

  

It doesn't bear thinking about.
(考えただけでもぞっとする。)
(考えるだけで怖くなる。)
(そうなって欲しくない。)

  

「not bear thinking about」: 考えるだけでぞっとする、考えるだけでおそろしい、恐くて考えたくない

 

英英辞典でも「not bear thinking about」の意味を調べてみましょう。

 

to be too unpleasant or frightening to think about:

 

"What if she'd been driving faster?" "It doesn't bear thinking about."
(もし彼女がもっとスピード出して運転してたらどうなってただろう?)(考えただけでもぞっとするね。)

 

参照: Cambridge Dictionary

 

イギリス人にも「It doesn't bear thinking about.」の意味を確認したところ、

=You don’t want to think about it.

=You don’t want to imagine.

とのこと。

 

考えたくない、イメージしたくないと言う意味合いなんですね。

 

ここで「考えたくない」=「I don't want go there.」ではないかと思った人はイギリス英語通です。

 

「I don't want go there.」と、今日フレーズ「It doesn't bear thinking about.」の違いは何かもイギリス人に聞いてみたところ、このように教えてくれました。

 

「I don’t want to go there.」

=You don’t want to talk about it. It’s not feeling stressed/scared.

=The reason is vague. It’s not alluded to. It’s not implied. *「allude」(ほのめかす)

=It makes you feel bad talking about it.

 

「It doesn’t bear thinking about.」

=It makes you scared/stressed to thinking about it.

=When you don't want something to happen.

 

つまり、「I don't want to go there.」は「どんな理由かはわからないけど、気分が悪くなりそうだから、ただ単に話したくない。その話題についてストレスに感じたり、怖さを感じたりしているわけではない。」ということ。

 

一方、「It doesn’t bear thinking about.」は、「その話題について話すことで、ストレスを感じたり、怖さを感じたりする。また、何かが起こって欲しくない」ときに使うという違いなんですね。

 

ちなみに今日のフレーズは、「It」が主語になっていますが、「That」を主語にしてもOKです。

 

大差はありませんが、「That」の方が会話向きの表現です。

 

今度、考えただけでもストレスを感じたり、こわいなって思ったり、その何かが起こって欲しくないと思ったとき、今日のフレーズを使ってみてくださいね。

 

ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!

 

追伸:冒頭の写真はロンドンのシティーの夜景です。

 

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