日常会話

【1298】「期待したレベルに達していなかった。 That wasn't up to scratch. 」

投稿日:2022年12月21日 更新日:

  

今日のフレーズ

That wasn't up to scratch.
(期待したレベルに達していないかった。)
(十分ではなかった。)

  

     

やり取りイメージ

A : Wow, that presentation wasn't up to his usual standard. I wonder what's up with him.
(あのプレゼンいつもの彼らしくなかったね。彼何かあったのかな。)

B : I agree, that wasn't up to scratch but I've heard he's got a really bad toothache.
(そうだね、期待したレベルではなかったね、でも、彼歯の痛みがあったっぽいよ。)

A : Oh no, I've had that. I really feel for him.
(そうだったんだ、私も経験あるけど、辛かったろうね。)

  

  

〜 Tea Break 〜

今日のフレーズのポイントは「not up to scratch」です。

 

さっそく英英辞典で「up to scratch」の意味を調べてみましょう!

 

reaching an acceptable standard:

Your last essay wasn't up to scratch/didn't come up to scratch.

 

つまり、「up to scratch」で「十分な水準に達している」という意味なんですね。

 

今日のフレーズでは「Not up to scracth」と否定形で使われているので、

イギリス人に「Not up to scratch」の意味を確認したところ、

=「Not as good as expected」

とのこと。

 

つまり、「期待していたほどよくない・十分な水準ではない」というニュアンスになります。

 

では、なぜ「up to scratch」で「期待していたレベルだ、十分な水準に達している」になるのでしょうか?

 

由来はボクシングにあるようです。

 

まだボクシングが素手で行われていたとき、選手は毎ラウンドはじめに、地面の引っ掻き傷(Scratch)に爪先をつけて立つことで、まだ戦えることを証明していたようです。

 

そこから「Up to scratch」(地面の引っ掻き傷の上に立つ)で、「一定の基準に達している、期待したレベルに達している、十分である」という意味合いになっているのです。

 

言葉の起源で面白いですね!

 

さいごにイギリス人の発音はこちらからどうぞ!

 

 

ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!

 

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