今日のフレーズ
For good mental health, it’s essential to meet up with people outside of work.
(メンタルを健康に保つためには仕事以外の人と会うことが大事だ。)
やり取りイメージ
------ In a cafe ------
------(カフェにて)------
A : My job is really intense and I work very long hours.
(仕事けっこうきつくて、長い時間働いてるんだよね。)
B : For good mental health, it’s essential to meet up with people outside of work.
(メンタルを健康に保つためには仕事以外の人と会うことって大事だよ。)
A : Yes, you’re right. Since I started my new job I have kind of forgotten that.
(そうだよね。新しい仕事をはじめてから、忘れてたよ。)
〜 Tea Break 〜
メンタルヘルス(心の健康、精神面の健康)という言葉が日本でも浸透してきていますが、英語でも mental health (メンタルヘルス)で通じます。
とはいえ、日本と英国の会社で働いてきましたが、英国の会社では日本の会社ほどメンタルヘルスについての活動をすることはありません。
そもそも、英国人は自分のメンタルヘルスを保つことが得意な気がします。
イギリス人の特徴的なストレスへの対応として、何かがあるとまず、紅茶を飲んで気分転換をしています。
それに、少なくとも3つ以上の世界をバランスよく持っているので、どこか一つの世界に依存することがありません。
有名な話ですが、日本人はテントを1つの大きな釘で止めがちですが、イギリス人はテントを少なくとも3つ以上の釘でバランスよく止めていると言われています。
テントは自分の人生・生活を指しています。
つまり、イギリス人は、自分の人生・生活において、どこか一つのことだけに集中・依存するのではなく、少なくとも3つ以上の世界を持っているという意味です。
例えば、イギリス人は、仕事だけでなく、家庭、家庭以外のボランティアや趣味の世界などの自分が注力する世界を3つ以上バランスよく持っています。
ワークホリック気味に働いている私たちの姿を見て、日本人の人生・生活は仕事という一つの釘に偏り過ぎているって言われました。
そんなに一つの釘だけに頼っていると、ちょっと風が吹いたら、テントはすぐに飛んでっちゃうよって。
でも、イギリス人のテントは3つ以上の釘でバランスよく止めてあるから、ちょっとやそっとじゃ何ともないよって。
確かに、仕事以外の人と会うと、気分転換になるし、脳のリフレッシュにもなりますよね。
私もイギリス人の同僚に指摘されてから、地域の音楽グループの活動に参加しはじめました。
週に一回、何の利害関係もない老若男女があつまる気楽なコミュニティーです。
そのコミュニティーで、職場とは全く異なる人々と交流することで、自分の中の空気の入れ換えができて、お気に入りの時間でした。
今日のフレーズはまさに、その状況を言い表した表現でした。
For good mental health, it’s essential to meet up with people outside of work.
(メンタルを健康に保つためには仕事以外の人と会うことが大事だ。)
あなたの人生・生活(テント)は何本の釘で止めていますか?
ではまた!