
今日のフレーズ
It’s a far cry from what it was.
(以前と全然違う。)
やり取りイメージ
------ At the weekend ------
------(週末)------
A : I heard you went back to Canterbury at the weekend.
(週末、カンタベリーに帰ってたって聞いたよ。)
B : Yes I was shocked because it’s a far cry from what it was.
(そうだよ、以前と全然違うから驚いたよ。)
A : I gather it wasn’t a trip down memory lane.
(過去の思い出をたどるって感じではなかったんだね。)
〜 Tea Break 〜
子どものときに過ごしていた地元に久しぶりに帰ったとき、建物や風景が変わっていて、当時の面影がないことってありませんか。
たとえば、そんなとき、今日のフレーズが使えます。
It’s a far cry from what it was.
(以前と全然違う。)
「a far cry from 〜」【イディオム】: 〜とは大違い、〜とは大きく異なる、〜と全く似ても似つかない
「a far cry from 〜」を英英辞典でも調べてみましょう。
to be completely different from something:
This flat is a far cry from the house they had before.
参照: Cambridge Dictionary
何かと全く異なるときに使うんですね。
イギリス人にも「a far cry from 〜」の意味を聞いてみたところ、
「a far cry from 〜」=「very different to 〜」
と言っていました。
※「different to 〜」はイギリス英語、「different from 〜」はアメリカ英語です。
なので、今日のフレーズは、このように言い換えることができます。
It’s a far cry from what it was.
=It's very different to what it was.
なお、この「a far cry from 〜」は場所や人に使うことが多いです。
たとえばこんな感じです。
Modern day Canterbury is a far cry from what is was when I was there as a student.
(今のカンタベリーは、昔学生時代で過ごしたときとは全く異なる。)=Modern day Canterbury is very differs to what it was when I was there as a student.
He is a far cry from the person he used to be.
(彼は、昔の彼とは全く別人だ。)=He is very different to the person he used to be.
なぜ、「a far cry from 〜」が、「〜とは大きく異なる」という意味になったのでしょうか?
「far」は「遠い」、「cry」は「叫び」という意味があります。
つまり、「叫んでも届かないくらい遠く離れている」というのが由来だそうです。
「遠く離れている」→「大きく異なる、全く違う」というニュアンスになるんですね。
さいごに、今日のフレーズは、Neutral(中立的)な言い回しなので、友人・家族との会話、ビジネスどちらの場面でも使えます。
また、文語体で使われると言うよりは、口語体(会話)で多く使われる言い回しです。
日本人には馴染みのない表現ですが、ネイティブスピーカーなら誰でも知ってる「Good English」なので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!