
今日のフレーズ
That wasn't up to scratch.
(期待したレベルに達していないかった。)
(十分ではなかった。)
やり取りイメージ
A : Wow, that presentation wasn't up to his usual standard. I wonder what's up with him.
(あのプレゼンいつもの彼らしくなかったね。彼何かあったのかな。)
B : I agree, that wasn't up to scratch but I've heard he's got a really bad toothache.
(そうだね、期待したレベルではなかったね、でも、彼歯の痛みがあったっぽいよ。)
A : Oh no, I've had that. I really feel for him.
(そうだったんだ、私も経験あるけど、辛かったろうね。)
〜 Tea Break 〜
今日のフレーズのポイントは「not up to scratch」です。
さっそく英英辞典で「up to scratch」の意味を調べてみましょう!
reaching an acceptable standard:
Your last essay wasn't up to scratch/didn't come up to scratch.
つまり、「up to scratch」で「十分な水準に達している」という意味なんですね。
今日のフレーズでは「Not up to scracth」と否定形で使われているので、
イギリス人に「Not up to scratch」の意味を確認したところ、
=「Not as good as expected」
とのこと。
つまり、「期待していたほどよくない・十分な水準ではない」というニュアンスになります。
では、なぜ「up to scratch」で「期待していたレベルだ、十分な水準に達している」になるのでしょうか?
由来はボクシングにあるようです。
まだボクシングが素手で行われていたとき、選手は毎ラウンドはじめに、地面の引っ掻き傷(Scratch)に爪先をつけて立つことで、まだ戦えることを証明していたようです。
そこから「Up to scratch」(地面の引っ掻き傷の上に立つ)で、「一定の基準に達している、期待したレベルに達している、十分である」という意味合いになっているのです。
言葉の起源で面白いですね!
さいごにイギリス人の発音はこちらからどうぞ!
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!