決まり文句

【428】「Nothing could be further from the truth. それは全くの見当違いだ。」

投稿日:2020年8月3日 更新日:

  

  

今日のフレーズ

Nothing could be further from the truth.
(それは全くの見当違いだ。)

  

 

やり取りイメージ

------ Small talk at work ------
------(職場での雑談)------

A : I heard you are going out with your customer. Is that true?
(お客さんとデートしているって聞いたんだけど、本当なの?)

B : Nothing could be further from the truth.
(それは全くの見当違いだよ。)

  

  

〜 Tea Break 〜

今日のフレーズは、

英語の決まり文句(イディオム)です。

   

どんなタイミングで使うかと言うと、

例えば、誰かに何かを尋ねられて、

それが「まったく事実と違うとき」

ってありませんか?

   

そんなとき、今日のフレーズで返答できます。

    

「Nothing could be further from the truth.」【イディオム】: それは事実と全く違う。それは全くの見当違いだ。でたらめだ。誤解にも程がある。

    

※「further」【形容詞】:もっと遠い。さらに遠い。

【発音】: fə́ːrðər | ファーザ(ァ)

   

「Nothing could be further from the truth.」を

英英辞典をひいてみると、

次のように解説されています。

    

used to say that what has been suggested is completely untrue
(言われたことが全く事実と異なると言うときに使われる。)

参照:Cambridge Dictionary

    

used to say that a fact or comment is completely false
(事実やコメントが完全に間違えであると言うときに使われる。)

参照:Oxford Learners Dictionaries

     

例文はこんな感じです。

    

People say we’re splitting up, but nothing could be further from the truth.
(私たちが別れたってみんな言ってるけど、全くの見当違いだよ。)

I’m certainly not in love with him. Nothing could be further from the truth.
(彼のことは好きではないわ。誤解にも程があるわ。)

   

I know you think I don't care, but nothing could be further from the truth.
(私があなたのこと気にかけてないとあなたは思っていると思うけど、全くの誤解だよ。)

    

A : This restaurant serves the best fish & chips in town.
(このレストラン、街で一番のフィッシュアンドチップスが食べれるよ。)

B : No I don’t think so. Nothing could be further from the truth.
(そうは思わないな。そんなことはあり得ないよ。)

    

ちなみに、今日のフレーズ

「Nothing could be further from the truth.」

なぜ

「それは事実とまったく違う。それはまったくの見当違いだ。」

という意味になるのか、

私たち日本人にとってはわかりづらい ですよね。

    

理解するためには、

文の最後に「than that」を補って

考えてみるといいです。

    

今日のフレーズの文の最後に

「than that」を補うと、

「Nothing could be further from the truth than that.」

になります。

※「that」は相手が言ったことを指します。

    

つまり、日本語訳すると、

「それ(相手が言ったこと)ほど事実から遠いものはない。」になり、

自然な日本語にすると、

「それ(相手が言ったこと)は全く事実ではない。」

「それ(相手が言ったこと)は全くの見当違いだ。」

というニュアンスになります。

    

なお、今日のフレーズはイディオムですので、

「Nothing could be further from the truth.」

=「それは事実とまったく違う。それはまったくの見当違いだ。」

でそのまま素直に覚えてしまうのも一つです。

   

私たちも日本語の「決まり文句」を話すとき、

そのフレーズがなぜその意味になるのか

文章を分解して理解することはしていないのと同じで、

英語ネイティブも英語フレーズを分解せず、

イディオムはそのままの意味で覚えて使っているからです。

    

今日のフレーズはちょっと難しい表現でしたが、

ぜひ自分のものにしてみてくださいね!

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