今日のフレーズ
That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.
(これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である 。)
使うタイミング
※今回は人類史上初の月面着陸時の名言なので、使うタイミングはあまりないかもしれません。
やり取りイメージ
Nathalie : Do you know it has been 50 years since mankind set on the moon?
(人類が月面に降り立ってから50年が経ったって知ってましたか?)
Kenneth : Yes I do. The phrase is famous that the American astronaut Neil Armstrong said 'That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.' when he stepped on lunar soil.
(知ってますよ。アメリカ人宇宙飛行士のニール・アームストロングが月面に降り立った時に言った「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である 。」は有名な言葉ですよね。 )
〜 Tea Break 〜
今日のフレーズは、アメリカの宇宙船アポロ11号の船長が人類史上初めて月面に降り立った際に言った名言です。
正直使うタイミングがほとんどないかもしれませんが、我々日本人だけでなく、当然ですが外国人にも有名な言葉です。
1969年7月21日に人類が初めて月面着陸をしてから今年で50年の節目ですので、取り上げてみました。
このフレーズの英語面でのポイントは2つあります。
一つ目は、step と leap の違いです。
step は 日本語でステップとしても通じますが、「一歩の間隔」、「足どり」、「足跡」という意味です。
一方で、 leap は、「跳躍」、「飛び越える」、「急激な増加(上昇)」といった意味があります。
step と leap という一歩の間隔と跳躍の距離の違いからその歴史的偉業を表現しているんですね。
二つ目は、man と mankind の違いです。
実は、当日の中継の映像や音声からは、 'That's one small step for man, one giant leap for mankind.' と聞こえていたようですが、本人が後日談で、実は man の前に a 付けていたと証言をしました。ですので、今日の表現はその a を (a) としています。
'That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.'
a man ですと「一人の男」ですが、man の場合、「人間」という意味です。
mankind は 「人間」、「人類」 という意味ですので、man だと「人間」と「人間(人類)」でほぼ同じ意味になってしまいます。
したがって、本来は a man と言っていたとのことです。
いずれにせよ、その後に出てくる step と leap の違いや、言葉の使い方で彼の意味していることは聞いている人にも通じていますが、a があるかないでは意味が異なるので、英語で冠詞は重要な要素なんだと改めて思いました。
今日は人類月面着陸50周年を記念!?したフレーズでした。もし今後月旅行に行くときがあれば、思い出してみてください(笑)!