今日のフレーズ
Less is more.
(余計なものはない方がいい。)
使うタイミング
・少ないものに集中すれば、より多くを得られる。
・より少ないことはより多いことだ。
・少ないことは豊かなことだ。
と言いたい時。
やり取りイメージ
------ At work ------
------(職場にて)------
A : How would you like our website?
(ウェブサイトをどのようにしたいですか?)
B : When it comes to web design, I think less is more.
(サイトのデザインに関しては、余計なものはない方がいいですね。)
A : Yes, I think you are right.
(そうですね、そうしましょう。)
〜 Tea Break 〜
今日のフレーズは、
日本語訳が難しいですが、
英語圏ではよく知られた決まり文句です。
「Less is more.」は、
ドイツ出身の建築家で、
「近代建築の父」とも言われている
ミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969)が
使ったことで有名になりました。
ミース・ファン・デル・ローエは、
「よりシンプルにすることが、より良いデザインになる」
という考え方を大事にしていました。
付け加えたり、飾り立てするよりも、
よりシンプルなデザインにする方が難しいと
ミース・ファン・デル・ローエ自身も語っています。
<参考:ミース・ファン・デル・ローエの代表作の一つ、「ファンズワース邸」。>
最近は、
「断捨離」
「ミニマリスト」
「シンプルライフ」
と言う言葉をよく耳にします。
そして、「ものを捨てなければいけない」
というような傾向が見受けられます。
しかしながら、
「断捨離」、
「ミニマリスト」、
「シンプルライフ」
の本当に意味するところは、
「ただ持っているものを少なくすれば良い」
ということではなく、
「何をもつべきか、自分なりに考えて取捨選択することの重要性」
だと思っています。
多くの情報が溢れ、色々な働き方・生き方が
受け入れられる社会になってきている今だからこそ、
周りに流されるのではなく、
「自分がどんな風に生きたいか」を踏まえて、
「それに必要なもの」、
「自分にとって大切なもの」を
「自分でしっかりと取捨選択していくこと」が
大事なのかもしれません。