今日のフレーズ
Let's get cracking.
(さっそく始めましょう。)
使うタイミング
誰かと一緒に何かを始める場面で、
「さっそく始めましょう。」
「すぐに始めましょう。」
「早く取り掛かかりましょう。」
と言いたいとき。
やり取りイメージ
------ Before the meeting ------
------(会議前に)------
A : We've got to finish this meeting by 5pm.
(5時までにこの会議を終わらせないといけません。)
B : Okay. Let's get cracking.
(わかりました。ではさっそく始めましょう。)
〜 Tea Break 〜
今日のフレーズは、
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、
ネイティブスピーカーが日常生活や
ビジネスシーンでよく使う表現です。
今日のフレーズのポイントは、
「get cracking」です。
「get cracking」:「さっそく始める」、「すぐに取り掛かる」
という意味のイディオムになります。
参考までに「get cracking」は英英辞典で
次のように解説されています。
to start doing something quickly:
参照:Cambridge Dictionary
(何かを素早く始めること)
なお、「crack」の主な意味は次のとおりです。
- 【動詞】:ひびが入る(入れる)、割る(れる)、ムチなどで打つ
- 【名詞】:ひび、割れ目、ビシッ・バリッという音
「crack」の語源は、
ゲルマン祖語の「割れた音を立てる」です。
誕生日パーティーなどで「パーン」と鳴らす「クラッカー」や、
薄いパリパリするお菓子の「クラッカー」、
くるみ割りに使う、「ナットクラッカー」は、
まさに今日出てきた英単語の
「crack」に「er」をつけた「cracker」です。
参考までに「cracking」の発音をカタカナ英語で書くと
アメリカ英語では、
「cracking」=「クラッキング」
ですが、
イギリス英語では、
「cracking」=「クラッキン」
になります。
イギリス英語では、
「〜ing」を「〜イング」ではなく、
「〜イン」と発音します。
最後に、今日のフレーズ
「さっそく始めましょう。」を英語で言うと、
「Let's get started.」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、「Let's get started.」でも通じますが、
特にビジネスシーンなどのフォーマルな場面で
ネイティブスピーカーは
「Let's get cracking.」
を好んで使うことが多いです。