今日のフレーズ
It helps to read it out loud to remember.
(音読すると記憶しやすい。)
やり取りイメージ
------ Learning English ------
------(英語学習)------
A : I can’t remember this poem.
(この詩、覚えられないや。)
B : It helps to read it out loud to remember.
(音読すると記憶しやすいよ。)
A : Ok I think I will try it.
(じゃあ、ちょっと試してみようかな。)
〜 Tea Break 〜
あなたは英単語など何か覚えたいものがあるとき、
どのように記憶していますか?
実は、記憶しておきたいことがあれば、
声に出すことが一番効果的だという研究結果があります。
カナダ、ウォータールー大学のMacLeod教授の研究チームが、
研究参加者を4つのグループに分けて単語を覚えてもらいました。
A)単語を黙読する
B)単語を音読する
C)自分が読み上げた録音を聞く
D)他人が読み上げた録音を聞く
この中で、一番単語を覚えていたのが、
B)単語を音読する でした。
二番目が、
C)自分が読み上げた録音を聞く
三番目が、
D)他人が読み上げた録音を聞く
そして、もっとも覚えていなかったのが、
A)単語を黙読する
だったという研究結果です。
つまり、何かを覚える秘訣は、音読をすることのようです。
まさに今日のフレーズは
「音読すると記憶しやすい。」を
英語フレーズにしたものです。
「It helps to read it out loud to remember.」
(音読すると記憶しやすい。)
「help to 〜」: 〜するのを助ける。〜するのに役立つ。〜するのに貢献する。
「out loud」: 大きな声で、はっきりと
「read it out loud」: 音読する。声に出して読む。読みあげる。
ちなみに、「read it out loud」は「read it aloud」と同じ意味です。
私は、大きな国際会議での英語プレゼンの前には、
何度もプレゼン原稿を読みあげて準備をすることがあります。
そうすると、本番でもスラスラと言いたいことが
英語で出てくるのでオススメです。
ここからは余談ですが、声に出すことは、
英単語や英語フレーズなどの暗記にも効果がありますが、
それ以外の日常生活でも役に立ちます。
たとえば、夜寝る前や外出先で、
家の鍵をちゃんとかけたか
心配になることってありませんか?
この「あれっ、鍵かけたっけ?」は、
鍵をかけたときに、例えば「鍵よし!」と言うだけで
ほぼなくなります。
声に出すことで、記憶が強化されるんですね。
英単語や英語フレーズを覚えるときはもちろんのこと、
日常生活でも声に出す力を役立ててみてもいいかもしれません。