ビジネス英語

【621】「マニュアルが完成したら、全員に公開しよう。 Once we’ve finalised the manual, let’s roll it out to everyone. 」

投稿日:

  

  

今日のフレーズ

Once we’ve finalised the manual, let’s roll it out to everyone.
(マニュアルが完成したら、全員に公開しよう。)

  

     

やり取りイメージ

------ At work ------
------(職場にて)------

A : We are almost finished with the manual.
(もうすぐマニュアルが完成するね。)

B : Once we’ve finalised it, let’s roll it out to everyone. 
(完成したら、全員に公開しよう。)

A : That will be a relief.
(そうなると一安心だね。)

  

  

〜 Tea Break 〜

今、イギリス と日本の両方に関わるプロジェクトを担当しています。

      

当たり前ですが、それぞれ言語や文化、商習慣も違うし、同じ会社の社員でも考え方が全く違います。

      

そうなると、何かの企画を作りあげるときには、誰もがわかる形で文字でしっかりと残していかないといけません。

      

そんな流れで、皆んなが同じ理解になるためには、「マニュアルを作って、ちゃんと全員に公開しないとね。」ってイギリス人の同僚と話をしていました。

    

今日のフレーズはそんなビジネスシーンで使える言い回しです。

     

Once we’ve finalised the manual, let’s roll it out to everyone.
(マニュアルが完成したら、全員に公開しよう。)

     

今日のフレーズのポイントは3つあります。

    

1つ目のポイントは、「finalise」(〜を完了させる。)です。

     

気づかれた方もいるかと思いますが、スペルが「finalize」のはずですよね。

     

「finalize」はアメリカ英語で、「finalise」がイギリス英語なんです。

     

このようにイギリス英語では「-ize」ではなく、「-ise」を使用する単語があります。

     

たとえば、こんな感じです。

     

「アメリカ英語」→「イギリス英語」

「organize」→「organise」: 〜をまとめる。〜を組織する。

    

「apologize」→「apologise」:謝る

    

「realize」→「realise」: 〜を理解する。〜を悟る。

    

「recognize」→「recognise」: 〜を認識する。〜を認める。〜を理解する。

      

余談ですが、イギリスに来た頃、アメリカ英語のスペルで資料を作成していたら、イギリス人の言語へのこだわりが強い同僚から、「それはイギリス英語の綴りではない。」って言われて、毎回修正させられていました。

      

2つ目のポイントは、「roll out」です。

     

聞き慣れない単語かもしれませんが、イギリス人はビジネスシーンでよく使います。

     

「roll out something: (新しい製品やサービスなどを)導入する。公開する。展開する。運用開始する。

      

「roll out something」を英英辞典でひいてみると、こう載っています。

      

to make something available or known to people for the first time
(何かを初めて世に出して、人々がそれを利用可能にしたり、人々にその存在を知らせたりすること。)

参照:Cambridge Dictionary

      

例文はこんな感じです。

      

The company has rolled out new services faster than any other in the field.
(その会社は新しいサービスをどの会社よりも早く開始した。)

     

3つ目のポイントは、「manual」です。

     

マニュアルって聞くと、和製英語に聞こえますが、実は英語でも使える単語です。

     

日本ではある事柄の「手引き書」のことを「マニュアル」と呼び、「マニュアル」と同じ意味で「ガイドライン」を使いますが、英語では「manual」(マニュアル)と「guideline」(ガイドライン)の意味は異なります。

     

「manual」(マニュアル)=「手引き書」で英語と日本語は同じ意味ですが、英語では、「guildeline」(ガイドライン)=「(手引き書の中の)一つの文章・定義」になるんです。

      

つまり、たくさんの文章・定義がまとめられているのが「manual」(マニュアル)=「手引き書」で、あくまでもその中に書かれている一つの文章・定義が「guideline」(ガイドライン)なんです。

     

日本ではどちらも同じような意味で使われているので、私もはじめ「guideline」の中にたくさんの定義を詰め込んでいたら、イギリス人の同僚から「それはガイドラインではなくて、マニュアルだよ。」って指摘されました。

     

続けて、「もし「guideline」をどうしても使いたければ、「guidlines」と複数形にしないとおかしいよ。

     

でも「guidlines」ってイギリス人は使わないけどね。」ってアドバイスを受けたんです。

     

私は「なるほど。」と思い、それ以降、この2つの単語を私自身は使い分けています。

       

そこまで細かな言葉の定義を気にしないイギリス人もいますが、厳密に言うと「manual」と「guideline」は異なる意味なんですね。

     

最後に余談ですが、イギリス、アメリカ、日本で仕事をしてきて、なんとなく感じることがあります。

     

それは、「マニュアル」(手引き書)のような長い文章を、日本人はあまりしっかり読まない、長い文章を読むことを苦手としている人が多い気がしますが、欧米人は、「マニュアル」のような長い文章を隅から隅までしっかり読む人が多いです。

    

少なくとも、欧米人は、ビジネスにおける長い文章を読むことを日本人に比べてそこまで苦にしていない感じです。

     

いろんな人種がいて契約書を前提とした文化の欧米は、自分の権利を守り、行使するためには、しっかりと文書を読む必要があるので、昔から長い文章を読むことに抵抗感が少ないのかもしれません。

      

最後は少しこむずかしいことを書きましたが、あらためて今日のフレーズは、

Once we’ve finalised the manual, let’s roll it out to everyone.
(マニュアルが完成したら、全員に公開しよう。)

でした。

     

     

      

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