今日のフレーズ
Why have you got a restless leg?
(貧乏ゆすりやめて。)
やり取りイメージ
------ At home ------
------(家にて)------
A : Why have you got a restless leg?
(貧乏ゆすりやめて。)
B : Sorry I didn’t notice. I guess I am stressed about job interview tomorrow.
(ごめん、気づかなかった。明日、面接があるからストレス感じてるのかな。)
A : You’ll be fine.
(大丈夫だよ。)
〜 Tea Break 〜
仕事の打合せ中、家での夕食中、レストランでの会食中などに、ふと相手の足ものを見たとき、片足がリズミカルに揺れているとちょっと残念な気持ちになりますよね。
子供の頃、貧乏ゆすりをしてると、親から行儀が悪いからやめなさいって注意された経験は誰しもあるのではないでしょうか。
でも、貧乏ゆすりって、分かっていても、本人は誰かに指摘されるまでは気づかないんですよね。
さすがに職場の同僚や他人だと指摘できませんが、家族や親しい友人だったら、一言、言いたくなりますね。
そんなとき、今日のフレーズが使えます。
Why have you got a restless leg?
(貧乏ゆすりやめて。)
「restless」【形容詞】: じっとしていられない、せかせかする、そわそわする
【発音】: rés(t)ləs | レストゥレス、レストレス
そうなんです。今日のフレーズを見て、もう気づかれていると思いますが、「貧乏ゆすり」に当たる英語は存在しません。
イギリス人のネイティブにも確認したところ、「貧乏ゆすり」という英語が存在しないだけでなく、「貧乏ゆすりやめて。」って注意することもしないので、適当なフレーズがないとのことでした。
なので、貧乏ゆすりを実演し、「もしこんな風に片足をリズミカルに揺らしている人を見たらなんて言うの?」って聞いたところ、「そうだね、イギリス人ならこう言うのが自然だね。」ってネイティブに作ってもらった言い回しが今日のフレーズです。
ポイントは、直接的に、「貧乏ゆすりやめて。」と言うのではなく、相手がたとえ、家族や親しい間柄の友人であろうとも、「Why have you got a restless leg?」(なんで足を揺らしているの?)って間接的に尋ねる点です。
ちなみに、イギリス人のネイティブと「貧乏ゆすりやめて。」をイギリス英語にするとしたらどんな表現があるかを考えていたときに出てきたもう一つの言い方もご紹介します。
それは、
Are you stressed about something?
(何かストレス感じてるの?)
です。
うーん、まさにイギリス人って感じの遠回しな表現ですね!
直接的な表現より間接的な表現を好むイギリス人っぽい言い回しです。
この表現を使うときの大事なポイントは、相手の貧乏ゆすりをしている足を見ながら言うことです。
また、嫌悪感のある表情で、強い口調で言うのではなく、半分冗談みたいな感じでマイルドな口調で言うといいでしょう。
最後に、今日のフレーズに出てきている、「have you got 〜」は「do you have 〜」のイギリス英語バージョンです。
イギリス英語の会話では「have」の代わりに「have got」を使うこと多く、疑問文のときは、「Do you have 〜?」が「Have you got 〜?」になるんです。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
Why have you got a restless leg?
(貧乏ゆすりやめて。)
でした。
追伸:
今日のフレーズのように日本語には存在しますが、英語には存在しないフレーズがあります。
たとえば、「肩こり」や「猫舌」です。
以前の記事で紹介していますので、「肩こり」はこちらから、「猫舌」はこちらから確認できます。