今日のフレーズ
Rant over.
((わめくのはこれで)終わり。)
やり取りイメージ
------ Ranting ------
------(わめく)------
A : Rant over.
(はい、(わめきはこれで)終わり。)
B : Ok now we can talk about something else.
(わかった、じゃあ別のこと話せるね。)
A : Yeah I’m finished.
(そうだね、もう十分だよ。)
〜 Tea Break 〜
イギリス人の友人の中には、政治について話をし始めると、止まらない人が多いです。
まさに感情が高ぶって、すごい剣幕で話し続けるんです。
あるとき、イギリス人の友人がひとしきり政治についての不満をまくし立てた後、「Rant over.」って言って黙りました。
そうなんです「Rand over.」は、こんな感じで、自分がわめいた後に「はい、終わり。」って言いたいときに使えるフレーズです。
今日のフレーズのポイント
「rant」【動詞】: (不満などを)ぶちまける、わめく、(不平などで)ぎゃーぎゃー騒ぐ
【発音】: rǽnt | ラントゥ
【名詞】: わめくこと、怒鳴り立てること
「rant」が「わめく」、「over」が「終わる」なので、「rant over」で「わめくの終わり。」という意味合いになるんですね。
参考までにイギリス人に「rant over」を簡単な英語で説明するとどうなるか確認したところ「Complaining passionately about something」(何かについての不平を感情的に述べること)と言われました。
日本人の私たちは、比較的、「不平」や「不満」があっても溜め込んでしまいますが、イギリス人は上手に吐き出してきます。
というより、溜め込んで溜め込んで大爆発する前に、不満があることに対してその都度、必要に応じて上手に吐き出している印象があります。
例えば、とあるホームパーティー(音楽をかけて飲んだり、話したりする場)に行ったとき、ある夫婦が些細なことで言い合いになっていました。
険悪な感じになるのかと思いきや、お互いが言いたいことを言い合った後、1人はすぐに音楽に合わせて楽しそうに踊りはじめ、もう1人も何事もなかったかのようにタバコを吸って別の友人と談笑し始めました。
私はこの状況に驚きました。
日本だったら、まず人前で喧嘩をあまりしないし、怒りあった後、そんなすぐに切り替えができないことが多いからです。
でも彼らは、その後も何事もなかったかのように、パーティーを楽しんでいました。
取り返しのつかないくらいの大爆発をする前に、言いたいことを言い合い、その言い合いをした後は何事もなかったかのように通常に戻るそのスピード感とサバサバ感って彼ら特有のものだなって感じました。
もちろん人にもよりますが、日本人の私たちは、我慢して我慢して、相手に不平・不満を言うときにはもう手遅れ、大爆発、ってパターンが多いですが、彼らみたいに小出しにして思いの丈をぶつけ合うっていうのも他人と共存していくための選択肢としてはありなのかなって気づかされた瞬間でした。
ということで、だいぶ脱線しましたが、あらためて今日のフレーズは、
Rant over.
((わめくのはこれで)終わり。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!