今日のフレーズ
God knows.
(分からない。)
やり取りイメージ
------ New variant ------
------(新しい変異株)------
A : Have you got an idea of when this pandemic might end?
(このパンデミックいつ終わるんだろうね?)
B : God knows. There’s a new variant every month.
(見当もつかないね。毎月新しい変異株が出てきてるからね。)
〜 Tea Break 〜
パンデミックが始まって1年以上が経ちましたね。
最初の型だけでなく、その後、ブラジル、南アフリカ、インド、イギリスなどのいろいろな種類の変異型が生まれてきています。
インド型が現在日本のニュースで取り上げられることが多いですが、フランスではイギリス型が猛威を奮っています。
ちょうど2020年12月31日午後11時をもって、イギリスのEU離脱(Brexit)が完了したわけですが、その後からこのイギリス型の変異株がフランスで猛威を奮っているので、イギリス人は冗談でBrexitのお土産と言っている人もいます。
もちろん、このジョークにも感染者を嘲笑うような他意は含まれていません。
そもそもイギリス人のユーモアはシニカル(爆笑というわけではなく、ふつふつとクスッとなるような冷笑的な笑い)が特徴で、このジョークも事実をちょっとシニカルなユーモアで表現しているだけなのです。
今日のフレーズのポイント
「God knows.」: 神のみぞ知る、~かどうか誰も知らない、分からない、見当もつかない、~であることは間違いない、確かに~である
「God knows.」は決まり文句で、直訳すると「神が知っている。」、「神のみぞ知る。」となります。
つまり、「分からない。」、「見当もつかない。」って意味になるんです。
ちなみに、イギリス人に「God knows.」を別の言い回しで表現すると何になるか聞いてみたところ、「I have no idea.」と「Nobody knows.」と同じ意味だよっ教えてくれました。
ちなみに、「God knows.」と同じ意味で「Goodness knows.」という表現もありますが、「God knows.」のよく使われます。
「Goodness knows.」は、年配の方が使う言い回しなので、若者や世間一般の大半の人は「God knows.」を使うんですね。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
God knows.
(分からない。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!