
今日のフレーズ
You don’t have to bite my head off!
(そんな言い方しなくてもいいじゃん。)
やり取りイメージ
------ Anger ------
------(怒り)------
A : Are you ok? I can help you if you want to.
(大丈夫?何か私にできることある?)
B : Leave me alone. I don’t want your help.
(ほっといて。何もないから。)
A : I was just wondering if I could help. You don’t have to bite my head off.
(何か力になれればと思っただけなんだ。そんな言い方しなくてもいいじゃん。)
〜 Tea Break 〜
人は、それぞれの物差しが違うので、特に心に余裕がない時は自分とずれた言動に対して強く当たってしまうことがあると思います。
そのようなときは、「アンガーマネジメント」で心を沈めると良いそうです。
「アンガーマネジメント」は3つあります。
一つ目のポイントは、「頭にきた!」と感じた時に、その衝動を6秒間我慢することです。
怒りのピークは最初の6秒なので、最初の6秒を深呼吸したり、怒りを紙に書き出したりして、衝動的に反応しないことが大事です。
怒りを感じたとき、衝動的に動いてしまうと、ものに当たったり、人にきついことを言ったりしてしまうんです。
6秒我慢した後の二つ目のポイントは、「自分が考える〜すべき」と「他人の考える〜すべき」にはギャップがあることをあらためて理解することです。
怒りというのは「自分の考える〜すべき」と「他人の考える〜すべき」のギャップがあるときに湧き上がってくる感情です。
なので、相手の考え方・価値観に関して、自分の物差しを押し付けるのではなく、物事には異なる考え方・価値観があることを理解して、相手に自分の物差しを100%満たすように求めないことが大事です。
私は「人はみんな違っていてそれでいい。」と思うようにしています。
三つ目のポイントは、自分がコントロールできることに集中することです。
例えば、雨が降ってくるとか、渋滞が起こるとか、電車が遅延するといったことでイラッとすることがあるかもしれません。
でも、これらは自分がコントロールできることではないので、仕方ないもの、怒る必要がないものだと理解できると、無駄なエネルギーを割くことがなくなります。
特にビジネスシーンにおいては、感情的に物事に反応しても、望む結果が得られないことが多いので、アンガーマネジメントは昨今注目されてきています。
今日のフレーズのポイント
「bite someone's head off」: (人)にかみつくように言う、(人)にくってかかる、(人)を怒鳴りつける
「bite」が「噛み付く」、「off」が「離す」なので、「bite someone's head off」を直訳すると「誰かの頭を噛みちぎる」になります。
つまり、「(人)にかみつくように言う」、「(人)にくってかかる」という意味になります。
参考までに英英辞典をひいてみるとこのように載っています。
to speak to someone angrily when there is no reason to
参照: Cambridge Dictionary
(理由もなく、誰かに怒って話すこと。)
ちなみに、シンプルに「私にくってかからないでよ!」って言いたいときは、「Don't bite my head off!」と表現できます。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
You don’t have to bite my head off!
(そんな言い方しなくてもいいじゃん。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!
