今日のフレーズ
The paper straws quickly start to disintegrate.
(紙のストローは溶けやすい。)
使うタイミング
カフェなどで紙のストローでドリンクを飲んでいたらそのストローが溶け出した時。
やり取りイメージ
Emily : These days I haven't come across the plastic straws.
(最近プラスチック製のストロー見ていません。)
Nathalie : Maybe because it is going to be banned in the UK.
(英国ではプラスチック製ストローの使用が禁止されることが理由かもしれませんね。)
Kennth : To be honest I prefer the plastic straws because the paper straws quickly start to disintegrate.
(正直に言って、紙のストローは溶けやすいから、プラスチックストローの方が使いやすいんですよね。)
〜 Tea Break 〜
今日のフレーズは、時事ネタです。
日本語の紙が溶けるという表現を英語にした場合、melt は使いません。
melt の意味は鉄などが高熱により溶けることを指すので、紙が水に溶けていく様子に対して melt を使うことはありません。
代わりに、disintegrate (分解する、崩壊する)という単語の方が「紙が溶ける」と言いたい時にはネイティブにはしっくりくるようです。
語源は dis が 「否定」、integrate が 「統合する」なので、統合されていたものが、統合されていない状態になるという感覚で、「分解する」、「崩壊する」という意味になります。
ちなみに、英国では早ければ今年中にプラスチックストローが禁止になる予定です。
理由としては、海洋ゴミの削減です。英国政府によると、「世界の海には1億5000万トンのプラスチックごみが漂っており、毎年100万羽の鳥や10万匹以上の海洋哺乳類がプラスチックを食べたり、プラスチックに絡まったりして死んでいる」とのことです。
日本でも最近、奈良の鹿の死因がプラスチックゴミを大量に食べていたことだとニュースになっていたかと思いますが、英国でもプラスチックゴミの問題が取り上げられています。
そのため、カフェなどではプラスチックストローではなく、紙ストローを見かけることが多くなってきました。しかしながら、溶けやすいので、例えばマクドナルドのシェイクなどを飲んでいると最後は紙ストローの紙の成分も一緒に飲んでいるような気がします(笑)。
今日のフレーズは聞きなれない単語だったかもしれませんが、参考までに頭の片隅に置いておくだけでもいいかもしれません。