
今日のフレーズ
It went pear-shaped.
(ダメになっちゃった。)
(うまくいかなかった。)
(おじゃんになった。)
やり取りイメージ
------ Went pear-shaped ------
------(おじゃんになった)------
A : My friends and I had a plan to have a picnic in the park last weekend but it rained.
(先週、友達と公園にピクニックに行く予定だったんだけど、雨が降っちゃたんだよね。)
B : That’s such a shame. Your plan went pear shaped. Better luck next time.
(残念だったね。せっかくの予定が台無しだね。次は行けるといいね。)
A : Yeah, but next week we will have a heat wave.
(そうだね、でも、次の週は熱波なんだよね。)
〜 Tea Break 〜
私は日本の梨が好きなのですが、ロンドンで手に入りません。
以前、韓国食材店で日本の梨にそっくりの梨があったので「やった!」と思って、買って食べてみましたが、日本の梨より甘味が薄くて、少しがっかりしたことがあります。
そんな感じでロンドンでは日本の丸い梨を目にすることはありませんが、その代わりに(!?)、洋梨を見ることが多いです。
洋梨の代表品種であるバートレットは、18世期にイギリスで発見され、その後明治時代になって日本に入ってきたといわれているようです。

さて、今日のフレーズに入っている「pear」は「洋梨」って意味で有名ですが、「go pear-shaped」で別の意味になります。
「go pear-shaped」: うまくいかない、駄目になる、おじゃんになる
なぜ「go pear-shaped」で「うまくいかない」という意味になるか調べてみたところ、諸説あるようです。
一説によると英国空軍のスラングから来ていて、きれいな円を描くはずの曲芸飛行が、いびつな円になってしまう様子が由来とのこと。
また、別の説では、ガラス工芸のとき、うまく球形を作れず、洋梨のような形になってしまったという説もありました。
いずれにせよ、「本来ある形にならなかった」というコアイメージがあるんですね。
「go pear-shaped」の意味をもっと理解するために、イギリス人に「go pear-shaped」を別の言葉で何て言うのか確認したところ、「go pear-shaped」=「something goes wrong」だよって教えてくれました。
参考までに英英辞典でも調べてみましょう。
If a plan goes pear-shaped, it fails
例文)
We'd planned to go away for the weekend, but it all went pear-shaped.
参照: Cambridge Dictionary
やはり、何か予定していたことが、ダメになったり、うまくいかないときに用いられるんですね。
さいごに、この「go pear-shaped」はイギリス人が会話で使うインフォーマルな表現なので、仕事やフォーマルな場ではなく、家族や友人、親しい同僚とのカジュアルな場面で使うといいでしょう。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
It went pear-shaped.
(ダメになっちゃった。)
(うまくいかなかった。)
(おじゃんになった。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!
