今日のフレーズ
Suit yourself!
(お好きにどうぞ。)
やり取りイメージ
------ Pub ------
------(パブ)------
A : Would you like to come with us to the pub?
(一緒にパブ行かない?)
B : Thanks but no thanks. I’m going to stay in and have a long bath.
(いや、せっかくだけどいいよ。家でゆっくりお風呂に入りたいから。)
A : Suit yourself. We’re going without you.
(お好きにどうぞ。じゃあ私たちは行ってくるね。)
〜 Tea Break 〜
相手に提案したり、お誘いしたりして断れるとちょっとへこむっていう経験誰しもあるのではないでしょうか。
でも、よくよく考えると、自分には自分の都合があるように、相手にも相手の都合があるので、それを尊重しないとですよね。
特に日本人は相手からの「NO.」に慣れていないと思います。
誰かに何かを依頼するとき、丁寧に頼みさえすれば「YES.」の返答してくれると期待している部分が大きい気がします。
日本人もイギリス人も同じ人間なので、相手に何かを依頼したり、提案して「NO.」と言われると、ちょっと残念に思いますが、イギリス人の方が「NO.」と返答されることへ準備ができているなと思います。
さて、今日のフレーズは、カジュアルな決まり文句です。
「Suit yourself!」: お好きにどうぞ。どうぞご勝手に。勝手にしなよ。好きにすればいいよ。
英英辞典でも「Suit yourself!」を調べてみましょう!
an expression used either humorously or angrily to mean "do what you want to do"
例文)
"I don't think I'll come to the party tonight."
"All right, suit yourself!"
参照: Cambridge Dictionary
怒りの気持ちを込めてちょっとネガティブに使うだけでなく、ユーモアを込めて「したいことをしてな」って相手に言いたいときに用いられるんですね。
ネイティブのイギリス人にも「Suit yourself!」のどんな意味合いか聞いてみたところ、
「You’re disappointed a little but you're not going to try to change their mind.」
(ちょっとがっかりしたけど、相手の意思を変えようとはしない。)
とのこと。
なるほど、と思い、ちなみにどんな感じで使うのかも確認したら、
「usually we say in a light way.」
(普通は軽い感じで使う。)
と返答がありました。
重くならないように、軽いタッチで「わかったよ。」的なニュアンスなんでしょう。
そうなると、「No worries.」と何が違うのかと疑問に思い、念のため「No worries.」との違いを聞いてみると、
「"No worries" is more softer or polite. No sense of disappointment.」
とシンプルに言われました。
つまり、「No worries.」の方がソフトで丁寧な言い方なんですね。
また、「No worries.」には「がっかりした感じ」は含まれないとのこと。
いかがでしたでしょうか?
「Suit yourself!」のニュアンスを理解する助けになっていたら嬉しいです。
今度、ちょっとネガティブに「ご勝手に。」と言いたいときや、ユーモアを含めて「好きにしていいよ。」と言いたいとき、ぜひ軽いトーンで使ってみてくださいね!
ということで、あらためて今日のフレーズは、
Suit yourself!
(お好きにどうぞ。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!