
今日のフレーズ
I can see through her lies.
(彼女の嘘はお見通し。)
(彼女の嘘は見抜ける。)
やり取りイメージ
------ Smoking ------
------(喫煙)------
A : Clare says she has stopped smoking.
(クレアは禁煙中って言ってるよ。)
B : I can see through her lies because I found many cigarette ends in the kitchen bin.
(彼女の嘘はお見通し、キッチンのゴミ箱にたくさんのタバコの吸殻があったよ。)
A : You need to have a talk with her.
(彼女と話をした方がいいんじゃない。)
〜 Tea Break 〜
学生時代、英語の先生から、あなたの目標を英文で書いてくださいって指示がありました。
ある同級生が、「禁煙します。」って書いたところ、イギリス人の英語の先生が「いつから?」と質問したところ、同級生は「今年中」って答えたんです。
その答えを聞いた、イギリス人の先生。
「どうして?今すぐやればいいじゃん?」って、「今でしょ。」の林先生ばりに、めちゃくちゃ真剣に詰め寄っていました。
イギリス人の先生は生徒が本気で言っていないとお見通しだったのかもしれません。
さて、今日のフレーズのポイントは「see through」です。
「see through」【句動詞】: 〜を見通す。〜を透かしてみる。透けて見える。本質を見抜く。正体を見破る。
英英辞典でも「see through」の意味を調べてみましょう。
to understand the truth about someone or something and not allow yourself to be deceived
例文)
She saw through his excuse – he was trying to put the blame on someone else.
参照: Cambridge Dictionary
透けて見える衣服を「see-through」(シースルー)って言ったりしますが、まさに表面ではなく、その内側、本質を見通せるって言う意味で、「see through」が使われるんですね。
イギリス人にも「see through」を別の英語で言うとどのように表現するか聞いてみたところ、
「see through」 = 「to not fooled by」(だまされないこと)
って即答されました。
つまり、「I can see through that.」(それはお見通し。)=「I’m not fooled by that. 」(そんなことにだまされない。)なんですね。
また、「see through」がどんなタイミングで使われるのか、確認したところ、
「It's usually you’re doing something for selfish reason. 」
(たいていは、誰かが自分に都合の良い理由で何かをやっているときに使う。)
「The person is not sincere.」
(その人は誠実ではない。)
と教えてくれました。
例えば、誰かが上司にごまをすっているのをみて、
「I think his boss sees through him. 」
(彼の上司はごまをすっているってこと、見抜いていると思う。)
って使うことができます。
※「ごまをする。」は以前の記事で取り上げてます。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
I can see through her lies.
(彼女の嘘はお見通し。)
(彼女の嘘は見抜ける。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!
