今日のフレーズ
They kept me waiting till the cows come home.
(長い間待たされた。)
やり取りイメージ
------ Gas company ------
------(ガス会社)------
A : I phoned my gas company yesterday and they kept me waiting till the cows come home. So I ended the call in frustration.
(ガス会社に昨日電話したんだけど、長い時間待たされたんだよね。電話が終わった時、フラストレーションがたまったよ。)
B : Don’t be discouraged. That’s totally normal.
(がっかりしないでよ。それが普通だからさ。)
A : At least the call is free.
(せめて電話代が無料でよかったよ。)
〜 Tea Break 〜
イギリスに住んだことがある方は、よくよくご存知だと思いますが、イギリスの公共サービス(水道、電気、ガス、電話、インターネットなど)の会社に電話をすると、繋がるまでに長い時間待たされることがよくあります。
最初の人に繋がるまでに30分以上待たされたこともあります。
さてさて、今日のフレーズのポイントは、「till the cows come home」です。
「till the cows come home」: 長い時間をかけて、いつまでも、永久に
「cow」: 乳牛、雌牛
「till the cows come home」を英英辞典でも調べてみましょう。
for a very longtime
例文)
I could sit here and argue with you till the cows come home, but it wouldn't solve anything.
参照: Cambridge Dictionary
「till the cows come home」=「ずっと」、「長い間」っていうニュアンスなんですね。
イギリス人にも「till the cows come home」の意味を確認したところ、
Very long time in negative context
(否定的な意味合いで長い時間と言いたいときに使う。)
You do something but doesn’t make any difference. You don't have the desired results.
(何かを長い時間かけてやるけど、何も結果は変わらない、望む結果を得られない。ときに使う。)
と言っていました。
「ずっと」、「長い間」って言いたければ、「for a long time」と言えばいいのでは?って思うかもしれません。
「for a long time」と「till the cows come home」は何が違うのか?をイギリス人に聞いたところ、今日のフレーズは、「for a logn time」よりもユーモアがあり英語としても「good phrase」だと言っていました。
なお、「till the cows come home」が「ずっと」、「長い間」になった語源は、「乳を搾る時刻になって牛がのろのろと時間をかけて牛舎に帰ってくる様子から」と言われているようです。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
They kept me waiting till the cows come home.
(長い間待たされた。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!