今日のフレーズ
Never in a month of Sundays.
(絶対ありえない。)
(決して起こらない。)
やり取りイメージ
------ Lottery ------
------(宝くじ)------
A : You keep buying a lottery ticket every week.
(毎週宝くじ買い続けてるよね。)
B : Yes I'm always hopeful that I’ll win the big prize.
(そうだね、大当たりが出ればいいなって思ってるんだ。)
A : Sorry to say this but never in a month of Sundays is that going to happen.
(言いづらいけど、絶対にありえないよ。)
〜 Tea Break 〜
イギリスといえば、何を思い浮かべますか?
「エリザベス女王」、「イギリス王室」、「ビックベン」、「ビートルズ」、「紅茶」、「ハリー・ポッター」、「アフタヌーンティー」、「フィッシュアンドチップス」、「大英博物館」などなど、たくさんの有名なものがありますよね。
あまり知られていませんが、イギリスは「ブックメーカー」でも有名です。
「ブックメーカー」とは、合法的な賭けを運営している会社です。
たとえば、スポーツの試合結果だけでなく、「アメリカ大統領選」、「日本の次期首相」、「アカデミー賞」、「ビル・ゲイツの再婚相手」、「ロンドンでクリスマスに雪が降るか?」、「人類はいつ火星に行くか?」など世の中のあらゆる出来事が賭けの対象になっています。
もちろん、日本の「Jリーグ」や「プロ野球」の勝敗も対象になっていて、一時期面白くてハマっていました。
William Hill(ウイリアム・ヒル)、Ladbrokes(ラドブロクス)、Coral(コラル)、Paddy Power(パディー・パワー)などのブックメーカーがロンドンの主要駅の駅前に店舗を構えているので、ついつい会社帰りに立ち寄っちゃうんです。
半年くらいで卒業しましたが、今となってはいい思い出です。
今日のフレーズのポイント
「Never in a month of Sundays」: 決して起こらない、絶対にありえない
「Never in a month of Sundays」を英英辞典でも調べてみましょう。
*spoken especially British English
used to emphasize that something will definitely never happen
(何かが絶対に起こらないと強調するときに使われる)
(例文)
You won’t find anyone to do that job in a month of Sundays.
(その仕事をする人は見つかりっこないよ。)参照: LONGMAN
Not at any point; under absolutely no circumstances.
(どんな状況でも決してありえない)
(例文)
Never in a month of Sundays did I think that I would actually win the lottery!
(宝くじに当たるなんて思っても見なかった!)
A: "Do you think Samantha will agree to go on a date with Jake?"
(サマンサはジェイクと付き合うかな?)
B: "Never in a month of Sundays!"
(絶対ありえないよ。)参照: The Free Dictionary
イギリス英語で特によく使われる、「何かが決して起こらない」って言いたいときに使えるフレーズなんですね。
イギリス人のネイティブスピーカーにも「Never in a month of Sundays」の意味を聞いてみたところ、
- Not possible
- Absolutely no chance of it happening
- It is never gonna happen.
だと言っていました。
使い方のイメージを膨らませるために、もう少しやりとりイメージを挙げてみます。
A : Are you ever going to paint our spare bed room?
B : Never in a month of Sundays I’m afraid.
A : Is he ever going to stop arriving at work late?
B : Never in a month of Sundays.
なお、インターネットで調べると、「in a month of Sundays」で「long time」(長い時間)という意味で使われると載っていますが、イギリス人いわく、イギリスではそのような使い方はしないとのことです。
「Never in a month of Sundays」を一つのフレーズとして使うのが自然なんです。
なぜ、「Never in a month of Sundays」が「絶対にありえない」という意味なのかもイギリス人に確認したところ、「全て日曜日で埋まっている月が来ることはない、ありえないので、絶対にありえないっていうニュアンスで使われるんだ」と言っていました。
今日のフレーズは「Neutral」(中立的)な表現であり、「common」(よく使われる)フレーズでもあります。
特に会話で多く用いられ、ビジネスでも使える「Good English」なので、ぜひ覚えてくださいね。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
Never in a month of Sundays.
(絶対ありえない。)
(決して起こらない。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!