
今日のフレーズ
It’s good to see you out and about.
(出歩けるようになってよかったね。)
やり取りイメージ
------ Talking with neighbors ------
------(近所の人との会話)------
A : Hello, I haven’t seen you for a long time. I’ve heard you had a flu.
(こんにちは、久しぶりですね。インフルエンザにかかってたって聞きましたよ。)
B : Yes, I had it really bad. I was in bed for a week.
(そうなんだよ。だいぶひどくてね。一週間、寝込んでたんだ。)
A : It’s good to see you out and about again.
(また、出歩けるようになってよかったね。)
〜 Tea Break 〜
世界的に新型コロナウイルスの
第二波がきているのではと言われていますが、
イギリスも日本も夏が始まったので、
家の中にずっといるのではなく、
気分転換に外に出てリフレッシュしたいですよね。
この「あちこち出歩く」、「外に出られるようになる」
という言い回しが今日のフレーズのポイントです。
「out and about」【イディオム】:あちこち出歩いて、外に出られるようになって
「out and about」の、もともとの意味は
「病気などになったが、そこから回復して、いつも通り外を出歩けるようになる」
というものです。
ですが、病気などからの回復に限らず、
「あちこち出歩いて」、「外に出られるようになって」
というニュアンスでも使われています。
英英時点ではこのように解説されています。
active; doing the things you usually do
参照:Cambridge Dictionary
(活動的で、普段していることをすること。)
例文はこんな感じです。
She is always out and about, doing one thing or another.
(彼女はいつも動き回っていて、次々と色んなことをしている。)
He was out and about.
(彼は外を出歩いた。)
The doctor says he is making a good recovery, and she should be out and about in a few days’ time.
(医者は、彼女は順調に回復しているから、あと数日で出歩けるようになると言っている。)
ところで、「out」=「外に出る」で意味は分かりますが、
なぜ「out and about」で「出歩く」という意味になるのか
疑問に思ってネイティブに確認してみました。
答えとしては、
イギリス英語においては、
「about」は「around」と同じ意味で
使われることが鍵になります。
つまり、
「around」=「あちこちと、周囲を、ぐるぐると、回る」
という意味ですので、
「out and about」で、
「外に出て、そして、あちこちを回る」
というニュアンスになるんです。