決まり文句

【481】「終わり良ければ全てよし。 All’s well that ends well.」

投稿日:2020年9月25日 更新日:

  

  

今日のフレーズ

All’s well that ends well.
(終わり良ければ全てよし。)

  

 

やり取りイメージ

------ At work ------
------(職場にて)------

A : I’m glad that we’ve completed the project on schedule.
(スケジュール通りにプロジェクトが終わってよかったよ。)

B : Yes, there was a major change in the middle of the project but we managed to figure it out.
(そうだね、途中で大きな変更があったけど、なんとか解決したよね。)

A : Yes, all’s well that ends well.
(確かに。終わり良ければ全てよしだね。)

  

  

〜 Tea Break 〜

仕事をしていると、

「予定は予定だから変更することありきで考えた方がいい」

って言われますよね。

    

それに加えて、私は上司からよく

「人生や仕事には3つの坂がある」って

教えられてきました。

    

一つ目は「登り坂」、

二つ目は「下り坂」、

そして三つ目は「まさか」

です。

    

この「まさか」が起きないように

いろんなことを想定してモノゴトを進めますが、

途中で想定外のことって起こりますよね。

    

発端や過程で想定外のことが起こったりして

ちょっと困難やまずい状況があったとしても、

最後に全てが丸く収まっていれば良い

って意味で今日の言い回しが使えます。

    

「All’s well that ends well.」
(終わり良ければ全てよし。)

     

日本語でもよく知られている表現ですが、

今日のフレーズの語源は、

1603年−1604年頃にイギリス人劇作家のシェイクスピアが

書いた戯曲だと言われています。

      

※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

     

上の写真の上部に今日のフレーズが書かれています。

     

参考までに、「All’s well that ends well.」の意味を

英英辞典で調べてみるとこのように載っています。

    

if the outcome of a situation is happy, this compensates for any previous difficulty or unpleasantness.
(結果が良いものであれば、それまでの困難や不快さは消し去られる。)

参照:Oxford Languages

     

ちなみに今日のフレーズの冒頭の「All’s」は

「All is」を短縮したものです。

   

でもネイティブは「All is well that ends well.」とは言わず、

「All’s well that ends well.」と短縮したフレーズで

発音をします。

   

「well」が2回登場することに加えて、

「All’s」の「オールズ」の「ズ」と、

「ends」の「エンズ」の「ズ」で、

「ズ」の音が繰り返し出てくるので

リズム感がよくなるんです。

    

発音をカタカナで書くと、

「All’s well that ends well」
(オールズウェオ ダッ エンズウェオ)

って感じです。

    

追伸:

トップの画像は、イングランド北部にある都市、

ストラットフォード・アポン・エイボン(Stratford upon Avon)にある

ウィリアム・シェークスピア生誕の家です。

     

この家でシェイクスピアは、1564年に生まれたんです。

          

450年以上前の家が普通に街中に残っていて、

家の中を観光することもできるようになっています。

    

シェイクスピアの生家がある

このストラットフォード・アポン・エイボンは、

街並みも綺麗でシェイクスピアが生きていた中世の時代に

タイムスリップしたような気分になれます。

   

ロンドンからも車や電車で日帰りで行けるので、

英国旅行をする際には行き先に入れてみてもいいかもしれません。

    

個人的には電車の車窓から

英国の田舎の風景を味わいながら、

足をのばすのをオススメします。

     

    

     

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