今日のフレーズ
Stop passing the buck.
(人のせいしないで。)
やり取りイメージ
------ Mother and daughter ------
------(母と娘)------
A : You got bad exam results again.
(テストの結果また悪かったね。)
B : Yeah because my teacher is useless.
(そうね、先生が教え方のせいだよ。)
A : Stop passing the buck. You need to study more.
(人のせいにしないの。もっと勉強しなさい。)
〜 Tea Break 〜
私にはイギリス人の部下がいます。
ある日、仕事の締め切りが守れなかったときのこと。
なぜ遅れたのか問いただすと、「(あらかじめ依頼をしていた部署を指して)彼らが提出しなかったから。」とのことでした。
「じゃあ、彼らにリマインドはしたのか?」と尋ねてみると、「していない」と。
私の感覚では、最終的に自分がすべきことをせず、しかも納期を守れなかったのに、それを堂々と他人のせいにしていて、だから仕方ないじゃん、というマインドに驚きました。
反省する様子もなく「私は悪くない。」と堂々としている姿をみて、逆に感心しました。
国民性の違いかもしれませんが、日本は全般的に自己肯定感が低く、何か上手くいかないことがあると、自分に落ち度があったのではないかと思う人が多いそうですが、ときには人のせいにしちゃってもいいんだぁ、と思っちゃったくらいです。(仕事の場面でこんなのばっかりだとOutだと思うのですが。)
今日のフレーズのポイント
「pass the buck」で「人のせいにする」、「責任転嫁する」という意味になります。
「pass」は「手渡す」、「buck」は「Responsibility」「責任」という意味です。
※なお、アメリカのドル紙幣のことも「buck」と言います。例)10ドル=「ten bucks」。
つまり、「責任を誰かに手渡す」→「責任を誰かのせいにする」→「責任転嫁する/人のせいにする。」という意味合いになるんです。
ちなみに、元アメリカ大統領トルーマンは、今日のフレーズとは反対の「責任は私がとる」=「The buck stops here.」という名言を残したことでよく知られています。
私も英国に来てからは、責任者ポジションを任されているので、「自分のところで全て最後は決める。」という覚悟を持って仕事をしています。(でも全部は無理なので、エスカレーションするときはすぐします。)
ということで、今日のフレーズは
Stop passing the buck.
(人のせいにしないで。)
(責任転嫁しないで。)
でした。
ではまた明日!