今日のフレーズ
Don’t let it get to you.
(気にしなくていいよ。)
やり取りイメージ
------ At work ------
------(職場にて)------
A : I’ve just had a big argument with my colleague.
(同僚と言い争いをしちゃたんだよ。))
B : Don’t let it get to you.
(気にしなくていいよ。)
A : She argues with everyone.
(彼女は誰とでも口論するんだから。)
〜 Tea Break 〜
人種のるつぼ、人種のサラダボウルって言葉を聞いたことありますか?
よく多民族・多人種が住んでいるアメリカのニューヨークを指して言われる言葉です。
でも、私はニューヨーク以上の人種のるつぼ・サラダボウルは、ロンドンだと思っています。
なぜかって言うと、ロンドンには文字通り、世界中の人が集まっているからです。
大英帝国の旧領土だった53ヵ国の国々からのイギリスにやってくる人に加えて、EU加盟国から27カ国の国々の人がビザなしでイギリスに移住してきていました。
それに加えて、ロンドンには、私たち日本人などの東アジアの国の人も来ています。
ロンドン市内をみると、ロンドナーを見つける方が難しいって言われることもあるくらいです。
私の勤めている会社もイギリス人の割合は1割くらいです。
大半は移民や移住者で、まさにダイバーシティを体現したような会社でいろんな国籍・人種が働いています。
私は部門の責任者をしているので、従業員から色んな意見を言われます。
ある日、もう終業時間が終わった18時頃、東欧しゅ女性がやってきて、ちょっと話があるって言われました。
会議室に2人で入ったと思ったら、いきなり会社に対する不平・不満を怒鳴りちらされました。
元々、彼女は日本が好きで、よく一緒にパブなどにも行く仲でしたが、急にスイッチが入って、物凄い剣幕でまくし立てられ、そのギャップにびっくりしてしまいました。
このことを同僚に話したところ、「彼女はそういうところがあるから、気にしなくていいよ。」って言われました。
まさに今日のフレーズ、「Don't let it get to you.」という表現です。
この「Don’t let it get to you.」は決まり文句で、ネイティブらしい言い回しで、「it」の部分を「him」や「her」に変えてもOKです。
例えば、こんな感じです。
Don't let him get to you.
(彼のことは気にするな。)
参考までにイギリス人に「Don't let it get to you.」を別のフレーズで言うとどうなるのか?って聞いたところ、「Don't let it upset you.」だと教えてもらいました。
「upset」は、「動揺する」、「気分を害する」という意味なので、「Don't let it upset you.」で「それによって自分の気分を害するな。/動揺するな。」→「気にするな。」っていうニュアンスになるんです。
※ちなみに、私に対して、怒鳴ってきた彼女、翌日になってクールダウンしたのか、「昨日はごめん。」って謝ってきました。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
Don’t let it get to you.
(気にしなくていいよ。)
でした。
ではまた!Have a good the rest of the weekend!