今日のフレーズ
She is struggling to make ends meet.
(彼女はなんとか家計をやりくりしている。)
やり取りイメージ
------ To make ends meet ------
------(やりくり)------
A : She’s been unemployed for more than a year now.
(彼女、職を失ってから1年以上になるね。)
B : Yes with the cost of everything going up, she must find it hard.
(そうだね、全ての費用が上がっていることを考えると、彼女大変だろうね。)
A : Yeah I know she is struggling to make ends meet.
(そうね、彼女は必死にやりくりしていると思う。)
〜 Tea Break 〜
最近ラジオを聞いていたら、イギリスの高齢者について話題になっていました。
60歳以上になると、なかなか仕事に就けないので、生活苦の方が出てくるそうです。
友人の知人(60歳以上)も1年間ほど仕事がありませんでしたが、最近ようやく働き口が見つかって喜んでいました。
イギリスの年金は67歳から支給されるので、それまでは働いて生計を立てていく人が多いんですね。
今日のフレーズのポイント
「make ends meet」: 収入の範囲でやりくりしていく、生計を維持する、家計をやりくりする、家計の収支を合わせる
「make ends meet」を英英辞典でも調べてみましょう。
to have just enough money to pay for the things that you need:
I've taken a second job in the evenings just to make ends meet.
(家計の収支を合わせるために、夕方に2つ目の仕事をする。)参照: Cambridge Dictionary
イギリス人にも「make ends meet」の意味を聞いてみたところ、
=Earn enough money to live at the basic level
=You almost don’t have enough money
=You're struggling financially
と教えてくれました。
まさに「収入と支出がほぼ同じくらいで、最低限の生活をするために家計をやりくりしている状況」を指すんですね。
そもそもなぜ、「make ends meet」で、「収入の範囲でやりくりする、家計をやりくりする」になるのでしょうか?
その由来を調べてみたところ、もともとの表現は「We can’t make both ends meat.」だったとのこと。
つまり、「(ソーセージなどの)両端に「meat」(肉)を詰めることができない」という意味です。
昔、不況で収支が苦しくなったとき、ソーセージの両端に「meat」を入れることができなくなり、別の混ぜ物を両端につめていたのだそうです。
そして、いつの間にか「meat」が「meet」になり、「make (both) ends meet」というイディオムになったのです。
※「both」は省略してもしなくてもOKです。イギリス人の友人は省略します。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
She is struggling to make ends meet.
(彼女はなんとか家計をやりくりしている。)
でした。
収入の範囲で家計を懸命にやりくりしている言いたいとき、今日のフレーズを思い出してください。
では、また明日のフレーズでお会いしましょう!