今日のフレーズ
Fair enough.
(そっか、なるほどね。)
(そういうことなんだ、分かったよ。)
(そうなんだ、オッケー。)
やり取りイメージ
------ TV ------
------(テレビ)------
A : Our TV has stopped working. Maybe we need to get a new one.
(テレビ映らなくなっったね。新しいの買わないとかな。)
B : Fair enough, we’ve had it for 15 years.
(そっか、そうだよね。もう15年も使ってるからね。)
〜 Tea Break 〜
読者のみなさんはどのくらいの頻度で友人と会っていますか?
その人との付き合い方によって頻度は異なるかと思いますが、私には半年に一度くらい一緒に映画を見て、夕食をとる友人がいます。
久しぶりに会うので、近況を言い合うのですが、「こんな風に考えてこうした」、「こういう理由でこうしたいんだよね」と、考えや行動の理由を言うと、口癖のように「Fair enought.」と言ってきます。
これは完全に私の肌感覚ですが、アメリカ人よりもイギリス人の方が「Fair enough.」をよく使う気がします。
「Fair enough」【イディオム】: そっか、なるほどね。そう言うことなんだ、分かったよ。そうなんだ、オッケー。
「Fair enough」を英英辞典で調べてみましょう。
informal
used to say that something is reasonable or fair
(例文)"I'll wash the dishes today, and you can wash them tomorrow." "Fair enough."
(今日は私が食器洗うから、明日はあなたが洗ってね。なるほど、いいよ。)
"He needs more time." "Fair enough, but we can't wait too much longer."
(彼はもっと時間が必要だ。分かった、でも、そんなに長くは待てないよ。)参照: Merriam Webster
(意味1)
used for saying that you understand and accept what someone says
(例文1)
‘She said she didn’t want to work for anyone else.’ ‘OK, fair enough.’
(彼女は誰かのために働きたくないと言った。そっか、一理あるね。)
(意味2)
used for saying that something seems reasonable but you do not agree with it completely
(例文2)
If you want to waste your time, fair enough, but don’t waste mine too.
参照: Macmillan Dictionary
(もし時間を無駄にしていなら、いいんじゃない、でも私の時間は無駄にしないでよ。)
家族や友人に使うようなカジュアルな表現で、「何かがリーズナブルでフェアだと思ったとき」に使うんですね。
また、「誰かが言ったことを理解している、受け入れると言いたいとき」に使うだけでなく、「誰かが言ったことが筋が通っているような気がしても完全には同意しないと言いたいとき」にも使えるんです。
イギリス人にも「Fair enough」の意味を聞いてみたところ、
=When you understand the reasoning / why the person said it.
=That makes sense.
=I get it.
と教えてくれました。
つまり、人が何かを言ったとき、なぜその人がそれを言ったのか、理解したときに使える言い回しであり、「理にかなっている。合理的だ。(理由を聞いたら)分かった。」と言いたいときに使えるフレーズなんですね。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
Fair enough.
(そっか、なるほどね。)
(そういうことなんだ、分かったよ。)
(そうなんだ、オッケー。)
でした。
今度、誰かが言ったことが、「フェア、合理的、受け入れられる」内容であり「なるほど、分かった、オッケー、理にかなってる、そう言うことなら理解できる。」と言いたいとき、今日のフレーズを使ってみてください。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう。
追伸:「やりとりイメージ」の中で、テレビのことを「TV」と英訳しています。
イギリス英語の教科書にはイギリスではテレビのことを「Telly」(テリー)と言うと書いてありますが、この「Telly」は古い表現で、実際はあまり使われていません。
その代わりに、現代のイギリス人は、「TV」もしくは「Television」を使っています。