今日のフレーズ
Let's pull out all the stops.
(全力を尽くそう。)
(できる限りのことをしよう。)
(最大限の努力をしよう。)
やり取りイメージ
------ Party ------
------(パーティー)------
A : This will be the last time we’ll see her for a year.
(彼女にはもう1年間くらい会えないんだよね。)
B : OK, let’s pull out all the stops and throw a party for her.
(そうだね、できる限りのことしてあげたいよね、彼女のためのパーティーをしようよ。)
〜 Tea Break 〜
以前、イギリスからロシアに出張に行きました。
ロシアへの本格的なビジネス展開を予定していて、ロシアに進出している日系企業を訪問し、意見交換をしました。
翌日、その企業の方からメールをいただきました。
「全力でサポートします。」と。
特段ビジネスのつながりが強くある訳ではなかったのですが、ロシアのことを詳しく知らない私からしたら、この一言が嬉しかったです。
そして、その後、その方から定期的にロシア関連情報が送られてきて、有言実行されていることにも感心させられたのを覚えています。
もちろん、ビジネスのつながりが多少なりともあるので、ビジネスとしてやっているのは分かっていますが、「全力を尽くす」とか、なかなか言えないし、それを実行するのも素晴らしいなと思ったので、未だに記憶に残っています。
今日のフレーズのポイント
「pull out all the stops」【イディオム】: 全力を尽くす、できる限りのことをする、最大限の努力をする、とことんまでやる
英英辞典でも「pull out all the stops」の意味を調べてみましょう。
to do everything you can to make something successful
They pulled out all the stops for their daughter's wedding.
参照: Cambridge Dictionary
イギリス人にも「pull out all the stops」の意味を確認したところ、
=to make a great effort
と教えてくれました。
つまり、「何かを成功させるために、最大限の努力をする」という意味なんですね。
ではなぜ「pull out all the stops」で「最大限の努力をする」という意味になるのでしょうか?
由来は教会などにある大きなパイプオルガンから来ています。
オルガンの音を止めている全てのストップ(all stops)を引き抜く(pull out)ことで、全ての種類の音を最大音量で鳴り響かせることができるということが由来なんです。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
Let's pull out all the stops.
(全力を尽くそう。)
(できる限りのことをしよう。)
(最大限の努力をしよう。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!