今日のフレーズ
I haven’t got much time left.
(もう時間がない。)
やり取りイメージ
------ After the meeting ------
------(打合せの後に)------
A : Have you still got time?
(まだ時間ありますか?)
B : I haven’t got much time left because I've got another meeting in a minute.
(もう時間ないんです。あと1分で別の会議に参加しないといけないんで。)
A : Okay. You’ve got to go. I will have a look at your schedule and send an invitation.
(わかりました。もう行かないといけないですね。あなたのスケジュールを見て、打合せ依頼を送っておきます。)
〜 Tea Break 〜
今日のフレーズは、
「もう時間が残っていない。」=「もう時間がない」
って言いたいときに使える言い回しです。
英語の視点からみると、
今日のフレーズのポイントは、
2点あります。
1点目は、イギリス英語特有の表現である、
「have got」です。
イギリス英語の会話では、
「have」(持っている)と言いたいとき、
「have」の代わりに「have got」を使います。
肯定文の場合、
「I’ve got 〜 」を「I have 〜 」と同じ意味で使います。
例)
I’ve got a pen.
(ペンを持っています。)
※「I have got 〜」とは言わず、
「I’ve got 〜 」と短縮して使います。
今日のフレーズは否定文でしたので、
「haven't got 〜」の型で用いられます。
否定文は肯定文のように短縮することはせず、
「I haven’t got 〜」の型で使います。
例)
I haven’t got a pen.
(ペンを持っていない。)
今日のフレーズの2つ目のポイントは、
「much」の使い方です。
「much」、「many」には、
「たくさんの」、「多くの数/量の」
という意味があります。
ではなぜ今日のフレーズでは「many 」ではなくて、
「much」を使っているのでしょうか?
I haven’t got much time left.
(もう時間がない。)
ずばり、結論からお伝えすると、
「much」は数えられない名詞に使われます。
「much」=「数えられない名詞」につく
「many」=「数えられる名詞」につく
今日のフレーズでは、「much」の後にくる名詞が
「time」であり、「数えられない名詞」だったので、
「much time」になっていたんです。
数えられない名詞は、今日の「time」(時間)の他にも、
「water」(水)、「air」(空気)などが有名です。
反対に「many」は「数えられる名詞」につきます。
数えられる名詞は、例えば、
「dog」(犬)、「friend」(友達)、
「window」(窓)などが挙げられます。
最後に、今日のポイントあらためて整理すると
こんな感じです。
1)
イギリス人は会話において、
「have」(持っている)の代わりに、
「have got」を使う。
2)
「much」と「many」の違いは、
「much」=「数えられない名詞」につく
「many」=「数えられる名詞」につく