今日のフレーズ
I couldn’t have done it without you.
(あなたがいなければできなかった。あなたのおかげだよ。)
やり取りイメージ
------ Presentation ------
------(プレゼン)------
A : Your presentation was really successful. Well done.
(プレゼンうまく行ったね。やったね。)
B : Thanks for all your help! I couldn't have done it without you!
(手伝ってくれてありがとう。本当にあなたのおかげだよ。)
〜 Tea Break 〜
「人という字は、人と人が支え合っている。」という金八先生の名言がありますが、プライベートでもビジネスでも、いろんな人の協力、お互い様精神があってこそだと思います。
特に大きなハードルを乗り越えた時は自分の実力を噛みしめるとともに、それを支えてくれた人に感謝の気持ちを伝えたいですよね。
そんな時にこのフレーズをさらっと言える人がカッコイイな、と私は思います。
I couldn’t have done it without you.
(あなたがいなければできなかった。あなたのおかげだよ。)
「I couldn't have done it」(私はできなかったであろうに)、「without you」(あなたなしでは)なので、「I couldn't have done it without you.」(あなたがいなければできなかった。)=(あなたがいたからできた。)=(本当にあなたのおかげだ。)というニュアンスになります。
なお、今日のフレーズは仮定法です。
(ちょっとここからは少し詳しく書きます。)
仮定法の主節は「主語 + would/should/could/might + have + 過去分詞」(〜であっただろうに。)になります。
つまり、今日のフレーズ「I couldn't have done it.」は、「私はそれをできなかったであろうに。」という意味です。
仮定法は、「If節」=「If 〜」で始まるものが有名ですが、今回のフレーズにはありません。
それは、今回のフレーズでは、「If節」に取って代わる「without」があるので、「without you」で「あなたがいなかったならば」という仮定の文章になっているんです。
つまり、「I couldn't have done it.」(私はそれをできなかったであろうに)、「without you」(あなたがいなかったならば)となり、「あたながいたからできた。」=「あなたのおかげだ。」という意味合いになります。
ちょっと長くなりましたが、文法的な部分が腹落ちしなかった場合、あまり細かく考えず、
I couldn’t have done it without you.
(あなたがいなければできなかった。あなたのおかげだよ。)
と覚えてしまってどんどん使ってみるといいです。
使っているうちに今日のフレーズが自然と出てくるようになります。
そのうち、文法をもっと理解したいと思う瞬間がきたら、そのときが文法的なことをより深く勉強するタイミングなので、そのときに詳しく学習すればいいんです。
英会話力を伸ばすには、まずは文法的なことを気にしすぎず、どんどん話すことが大事なんです。
今回は、ちょっと堅苦しいことを書きましたが、少しでもあなたの英語学習のお役に立てていれば嬉しいです!
ではまた!