決まり文句

【732】「あなたがいなければできなかった。あなたのおかげだよ。 I couldn’t have done it without you.」

投稿日:2021年6月3日 更新日:

  

今日のフレーズ

I couldn’t have done it without you.
(あなたがいなければできなかった。あなたのおかげだよ。)

  

     

やり取りイメージ

------ Presentation ------
------(プレゼン)------

A : Your presentation was really successful. Well done.
(プレゼンうまく行ったね。やったね。)

B : Thanks for all your help! I couldn't have done it without you!
(手伝ってくれてありがとう。本当にあなたのおかげだよ。)

  

  

〜 Tea Break 〜

「人という字は、人と人が支え合っている。」という金八先生の名言がありますが、プライベートでもビジネスでも、いろんな人の協力、お互い様精神があってこそだと思います。

    

特に大きなハードルを乗り越えた時は自分の実力を噛みしめるとともに、それを支えてくれた人に感謝の気持ちを伝えたいですよね。

     

そんな時にこのフレーズをさらっと言える人がカッコイイな、と私は思います。

     

I couldn’t have done it without you.
(あなたがいなければできなかった。あなたのおかげだよ。)

     

「I couldn't have done it」(私はできなかったであろうに)、「without you」(あなたなしでは)なので、「I couldn't have done it without you.」(あなたがいなければできなかった。)=(あなたがいたからできた。)=(本当にあなたのおかげだ。)というニュアンスになります。

     

なお、今日のフレーズは仮定法です。

     

(ちょっとここからは少し詳しく書きます。)

    

仮定法の主節は「主語 + would/should/could/might + have + 過去分詞」(〜であっただろうに。)になります。

     

つまり、今日のフレーズ「I couldn't have done it.」は、「私はそれをできなかったであろうに。」という意味です。

     

仮定法は、「If節」=「If 〜」で始まるものが有名ですが、今回のフレーズにはありません。

    

それは、今回のフレーズでは、「If節」に取って代わる「without」があるので、「without you」で「あなたがいなかったならば」という仮定の文章になっているんです。

    

つまり、「I couldn't have done it.」(私はそれをできなかったであろうに)、「without you」(あなたがいなかったならば)となり、「あたながいたからできた。」=「あなたのおかげだ。」という意味合いになります。

     

ちょっと長くなりましたが、文法的な部分が腹落ちしなかった場合、あまり細かく考えず、

I couldn’t have done it without you.
(あなたがいなければできなかった。あなたのおかげだよ。)

と覚えてしまってどんどん使ってみるといいです。

     

使っているうちに今日のフレーズが自然と出てくるようになります。

     

そのうち、文法をもっと理解したいと思う瞬間がきたら、そのときが文法的なことをより深く勉強するタイミングなので、そのときに詳しく学習すればいいんです。

    

英会話力を伸ばすには、まずは文法的なことを気にしすぎず、どんどん話すことが大事なんです。

     

今回は、ちょっと堅苦しいことを書きましたが、少しでもあなたの英語学習のお役に立てていれば嬉しいです!

    

ではまた!

     

     

       

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