今日のフレーズ
It was all in vain.
(全部無駄になった。)
やり取りイメージ
------ Lunch ------
------(昼食)------
A : I prepared a lovely lunch because I had invited a friend round.
(友人を招待したから、素敵なランチを用意したんだよね。)
B : That sounds lovely. Did you have a good time?
(いいね!いい時間過ごせた?)
A : No it was all in vain because she got covid.
(いや、彼女コロナになったから、全部無駄になっちゃったんだよ。)
〜 Tea Break 〜
7月といえば、ボーナスをもらった方も多いのではないでしょうか。
日本企業はボーナスを支給する会社が一般的ですが、イギリスやヨーロッパではボーナスを支払う企業が一般的というわけではありません。
日系企業でイギリス、ヨーロッパに進出している会社はボーナス支払いをするところが多いですが、現地企業はボーナスありとなしの企業の両方があります。
日本だとあって当たり前のボーナスですが、所変わればない国もあるんですね。
今日のフレーズのポイント
さて、今日のフレーズのポイントは、「in vain」です。
「vain」【形容詞】: 無駄な、無益な、無価値な、空虚な、はかない、むなしい、つまらない、根拠のない、虚栄心の強い
【発音】: vein | ヴェイン
「in vain」: 効果なく、むなしく、無駄で、軽々しく、みだりに
例文)
All efforts were in vain.(すべての努力は無駄になった。)
Take the name of God in vain(神の名をみだりにあげて唱える・ののしる)
英英辞典でも「in vain」を調べてみましょう。
With no success
例文)He tried in vain to open the locked door.
参照: Cambridge Dictionary
Without success or a result.
例文)they waited in vain for a response.
参照: Lexico powered by Oxford
「vain」の語源を調べてみると、「ラテン語 vanus(空っぽな、中身のない)であり、「空しい」、「空っぽであること」がこの単語のコアイメージなんです。
「It was all in vain.」を別の英語で説明するとなんて言うのか?をイギリス人に聞いたところ、「Did something for nothing.」(何かをしたけど意味なかった。)、「The effort was wasted.」(努力が無駄になった。)という表現と同じだよって教えてもらいました。
ちなみに、「It wasn't all in vain.」の意味は「There was some benefit to doing it.」(何かやる意味があった。=すべては無駄ではなかった。)となり、ポジティブ(Positive)な意味合いになります。
まとめると、
「It was all in vain.」=「Did something for nothing」、「The effort was wasted.」(ネガティブな意味)
「It wasn't all in vain.」=「There was some benefit to doing it.」(ポジティブな意味)
となります。
なお、今日のフレーズの応用編として、「無駄になることはないよ。」って言いたいときは、「It won’t be in vain.」と言うことができます。
参考までに、「It won’t be in vain.」=「It won’t be for nothing.」です。
今日のフレーズはちょっと日本語に訳すのがむずかしく、わかりづらい表現かもしれませんが、この記事が全部無駄になっていることなく、読者のみなさんの理解が深まっていると嬉しいです。
ということで、あらためて今日のフレーズは、
It was all in vain.
(全部無駄になった。)
でした。
ではまた明日のフレーズでお会いしましょう!