今日のフレーズ
At the end of the day, it doesn’t make much of a difference.
(結局、大して違わないよ。)
やり取りイメージ
------ Cultural difference ------
------(文化の違い)------
A : In France people add salt to their cooking. But in the UK, people traditionally wait to add salt til the food is on their plate.
(フランスでは、料理をするときに塩で味付けするよね。でもイギリスでは、食事が出てきてから自分で塩をふるよね。)
B : Well in my opinion, at the end of the day it doesn’t make much of a difference.
(個人的には、どっちであったとしても、結局(いつかけるかの問題だけで)大差ないと思うけどね。)
〜 Tea Break 〜
イギリスでは通常、レストランに行くとテーブルの上に、塩が置いてあります。
塩と胡椒(こしょう)の容器がテーブルの上に置いてある状態が普通なのです。
反対にフランスでは、レストランのテーブルの上に塩や胡椒が置いてあることはありません。
料理中に、シェフが、塩や胡椒などの調味料で味をつけているので、その完成した料理に塩や胡椒をかけるのは敬意を欠いた侮辱的な行為にあたるのです。
そもそもフランスではシェフを信用しているし、フランス料理は美味しいので、自分でテーブルで味付けする必要なんてありませんしね。
イギリス人に何でイギリスのレストランでは、テーブルに塩と胡椒の容器がセットされているのか聞いたら、イギリスでは昔から料理が美味しくなかったので、出された料理に自分で追加で味付けするのが普通だったのではと言っていました。
今でこそ、ロンドンのような都市部では、各国の美味しい料理が食べれるようになりましたが、確かに昔は、イギリスといえば、料理が美味しくないで有名でしたよね。
その名残がまだ残っているのかもしれません。
さて、今日のフレーズのポイントは、2つあります。
1つ目は、「At the end of the day」です。
直訳すると、「その日の終わりに」になりますが、自然な日本語にすると、「結局」という意味になります。
「At the end of the day」:結局は。最終的には。つまるところは。
このフレーズはイギリス人の同僚が仕事の話をする際、口癖のようによく使っていました。
「at the end of the day」を英英辞典で調べてみるとこのように解説されています。
something that you say before you give the most important fact of a situation
参照:Cambridge Dictionary
(何か一番重要なことを言う前に言うフレーズ)
例文はこんな感じです。
Of course I’ll listen to what he has to say but at the end of the day, it’s my decision.
(彼の主張はもちろん聞くけど、結局は自分で決めるよ。)
2つ目のポイントは、「make much of a difference」です。
「make much of a difference」:大差ない。大した違いを生まない。大した影響はない。
今日のフレーズは、「at the end of the day」と「it doesn’t make much of a difference」を組み合わせた「At the end of the day, it doesn’t make much of a difference.」ですが、私のイギリス人の同僚がよくこのフレーズを使います。
仕事の課題に対して、何かのアクションを起こそうとするとき、何をしたらいいか議論をするのですが、そのやり方でやっても大してよくならない。(大きな違いが生まれない。)って言いたいとき、その同僚はこのフレーズを多用してきます。
「結局あんまり変わらないよ。」って言いたいときは、今日のフレーズを思い出してみてくださいね!